2024-01-26

ダンジョン飯が4話で一気に大きな話になった

食べられる魔物、まだ解明されていない未知の生態、ダンジョンには夢が詰まっている。

しかし4話で魔物無限に湧き出るのではなく限りある資源だったと発覚する。

  

ダンジョン環境を整備している仲間のセンシは語る。

下層の強力な魔物が上層に移動してくるのを防いでいたゴーレム

ここ10年で10体以上から3体まで数を減らしたと。

 

まりこの流れが続けば将来的にゴーレムは滅びる。

強力な魔物が上層まで登って来て、弱い魔物達は住処を失い、

ダンジョン危険になり立ち入れず、恵みをもたらす豊かな生態系消滅する。

3話まで魔物達の興味深い生態や美味しそうな姿を見せられた後でこの予測はかなりショックである

 

しかも話は魔物だけにとどまらない。

ライオス達が探している赤い竜に追いやられてオーク達が上層に避難してきたのだった。

しかもオークは迫害された民族で、ダンジョンに追いやられ、ダンジョンで子を育てていた。

強者から逃げ、新天地ニッチを見つけて繁殖するのは人も魔物も同じなのだろう。

 

オークの族長は語る。

ダンジョンを作った狂乱の魔女を倒した者はダンジョンの王になるという。

しか冒険者は日銭稼ぎや力試しといったビジョンのない荒くれものばかりで、

王になったら何をするか分からいか冒険者は見つけ次第殺しているという。

旅の目的を話し族長の信頼を得て竜の目撃場所を聞き出したライオスは、

これからダンジョンの王になった場合のことを考えると伝えオークたちと別れる。

 

ダンジョン多種多様魔物が住まう豊かだが有限な生態系であり、

危険場所であることさえ迫害された者達にとっては身を守る障壁にもなるが、

その環境は流動的で崩壊する危険性を孕んでいる。

現実世界でも似たようなところはある。

海洋は人の立ち入りの難しい場所ダンジョンであるため自然が多く残っているが

海水温の変動やザルな漁獲規制の影響により様々な魚種が絶滅危機である

陸地はずっと昔から人間の住みやすい平地は田畑に置き換えられ

多くの動植物が人が立ち入るのが難しい深山=ダンジョンに追いやられいる。

ダンジョン生態系で頂点に君臨するクマが増加しており

縄張り争いに負けた者が人里に降りてきて暴れるという構図はオークの略奪のようだ。

そして陸も海も魔物に劣らない興味深い生態の生物が生息してる。

 

ダンジョン飯は3話までは個別生物への興味だったが

4話で激変期にある生態系にまで視野を広げて見せた。

そしてダンジョンの王になったらどうするという問いを視聴者に投げかけた。

視聴者現実生物多様性についても思いを巡らせなければならないのは言うまでもないだろう。

ライオスがこの問いにどんな答えを出だすのか楽しみである

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