だって、円安の今儲かってるのは「海外から資材調達して、海外で作って、海外向けに売ってる企業」だから。
彼らが今まで通り稼いだ金が円安で膨れ上がってるように見えてるだけ。
一部には過去の栄光に縋って生産拠点の国内回帰をもてはやす空気もあるけど、コスト削減のために海外に出て行った職が、円安で戻ってきたってまともな給料出ると思ってんのか?
あと、総人口が減っていくこの国で、その「戻ってきた仕事」って誰が捌くんだよ?
結局、「通貨施策によるコストプッシュインフレは経済好転の契機にはならない」という当たり前の現実だけが残った。
給与が増えない原因は色々ある。
労働者は自分たちの権利を放棄して賃上げ交渉を国にさせようとしてる。
そもそも円安で先にコスト増で負担増えてる業界は出せるモノがないが、共産主義的に国家が決めた賃金増に従わない企業はボロッカスに叩かれるのでなけなしの種籾を自分で食い潰すような馬鹿げた賃上げを強要されいずれ潰れる。
そうやって無理矢理作り出された求職者はどこに行くのだろうか?