2023-05-03

anond:20230503000234

それは2008年の古い資料から引用されたデータ

2017年コミック百合姫編集長インタビューに応えた時の男女比は、男6:女4

――百合歴史や魅力を教えてください。

梅澤 もともと百合というジャンル自体が、少女マンガ少女小説の流れから作られてきました。なので当初は女性の読者が多かったんです。百合歴史メジャーなのは、古くはたぶんアニメ美少女戦士セーラームーン』ですね。女性男性百合萌えしていました。長く活躍されている作家さんで、セーラームーン百合にはまったという方は多くいらしゃいます。次に大きくヒットしたのが小説マリア様がみてる』。男性読者が「百合を楽しむ」という作品の読み取り方を知ったターニングポイント的な作品だと思います

百合の魅力は、男女どちらも楽しめるところですね。成り立ちが似ているBLとの違いでもあるのですが、いまの百合は、男性にも女性にも読まれているのがおもしろいところなんです。強みでもあると思っています男性読者は箱庭的な世界を外側から覗き込むような視点で楽しんでいらっしゃる方が多いのかなと感じます女性読者は同じ女性物語なので、もうちょっとリアルものとして読まれているようです

梅澤 いわゆる日常系として楽しめる部分もありながら、きちんと百合萌えもできる作品ということで、『ゆるゆりから百合にはまった方も多くて、そこで読者の男女比が逆転しました。少しずつ女性が盛り返してきていますが、いま男女比はだいたい6:4くらいです。前編集長中村成太郎が立ち上げた『百合姫』の前身の『百合姉妹』時代から、13年くらい百合編集をやっているのですが、百合作品テレビアニメとして放送される時代が来るなんて想像できませんでした。本当にマイナージャンルで、読者の方と作家さんに細々と支えられて続けてきた印象なので、まさかここまでと……。

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