2023-04-16

地元が消えたら将来の介護葬式が一気に片付く

上京した先で家庭を築き仕事をしていると、ふとした瞬間に20年30年後のことが頭をよぎる。

地元実家に大きな不満や嫌悪感情はない。

不自由なくスクスクと育ててくれたことにむしろ感謝気持ちで溢れているくらいだが、その親もいつまでも元気なわけでもない。

どんどん老いぼれていく親を見る度、痴呆症祖父祖母大往生と親の苦労を目の当たりにしたときに感じた気持ちを思い出す。

絶対に同じ目に遭いたくない。

足腰が立たなくなったり病気で入退院を繰り返すようになったら?関東から地元へ往復しなきゃならないのか?全部片付いたあと土地相続とかどうすればいいの?

生存のために他人扶助必要とするようになったり、鬼籍に入ったのちの面倒なやり取りでこちらの生活に牙を剥いてくるかもしれないと思うと憂鬱になる。

そんな気持ちに付き合っているうち、隣国から頻繁に発射される兵器とけたたましく響くスマホアラートを耳にする度に「実家ピンポイントで落ちてくれたらな」と思うようになった。

実家更地になって人間ごと地図から消えてくれたら。

今抱えているぼんやりとした不安や将来への憂鬱気持ちが一気に晴れるのに。

実際にそうなれば、楽以上の悲しみや怒りが強く湧いてくることと思うが、想像の中では自身に降りかかりうる問題埒外のパワーで事前に解決されることを期待してしまう。

親は今年で65。

地元は好きだが廃れるばかりでなにも無く、たまの帰省以外で帰るつもりは毛頭ない。

すべてをうやむやにしてくれる大きな出来事が起きることを今日ぼんやり望んでしまう。

  • 田舎に落とすより都市に落とした方がコスパがいいのでは?

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