1日に飲む水の目安は大まかに分けて「1.2ℓ説」か「2ℓ説」があるらしくて
1.2ℓ説は厚生労働省が掲げてる目安からきていて、どういう理屈で算出されているかというと
・1日に体から排出される水分量が2.5リットル(尿や便から約1.6リットル、汗から約0.9リットル)
・この内のおよそ半分の水分は食事から摂取されたり、体内で作られたりする。
だから残りの約半分である1.2ℓは、水を飲んで摂取しようってわけ。
ただ、この「1.2ℓ説」では水分たりないんじゃないかって考えもあって
・日本の食生活は塩分を摂りがちなんで、もっと水分摂ったほうがいいのでは?
・必要な水分量は、激しい運動をしたり、お酒を飲んだりとかで個人差もあるので実際はもっと摂っておいたほうがいいのでは?
という感じ。
まあ、言われてみれば、そりゃそうだわな。
で、「2ℓ説」はアメリカで流行ったものが日本にも浸透してきたものらしくて、なんで2ℓかというと
・アメリカは日本より乾燥した環境で、体格も日本人より大きめなので失う水分量が多い。
・水分を多く飲むと肌が潤ったり、むくみが解消したりして美容にいい。
・定期的に水を摂取することになるから腸の働きが促されて、便も固くなりにくくてお通じがよくなる。
・水を定期的に飲むことで空腹感を減らし、結果としてダイエットにもなる。
なるほど、つまり水をたくさん飲めばいいと。
ただ、この「2ℓ説」は水を飲みすぎているって考えもあって
・アメリカで流行った健康法なので、日本の風土だったり日本人の体や食生活に合っていないのでは?
・水を飲みすぎると腎臓に負担がかかる(腎臓病のリスクが高まる)のでは?
・塩分とのバランスがとれなくて「低ナトリウム血症(いわゆる水中毒)」になりやすいのでは?
言われてみれば、そりゃそうなんだけど、なんか翻弄されてる気がする。
しかも、これが流行っていたアメリカですら最近では「水を2ℓ飲むんじゃなくて、水分の多い野菜や果物で補ったほうがいいのでは」って考え方にシフトしてきて、何なんだよ~っていう感じ。
と思っていたら、最近はてブで水はもっと飲んだ方がいいのではっていう記事がエントリにあがってきたりとか、もう何なん?
とりあえず体から排出される分の“水分量”は補った方がいいってのは確かなようだから、1.2ℓ説と2ℓ説の間をとって1日1.6ℓくらいで様子見してる。
1~2時間ペースで、100~200リットル位こまめに飲んでる(もちろん起床時とか、激しい運動をした後とか、風呂上り後は多めに飲んでるけど)。
あ、あと、野菜や果物とか水分のある食い物も摂るようにはしてる。
これでダメだったら俺はもう知らん。
1日の塩分摂取量はアメリカより日本の方が多いから飲んだ方がいいんじゃね?気候はアメリカの場所によっちゃ日本と変わらない場所もあるぞ
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000165091.pdf 厚労省のこれが分かりやすい。 排出される水分が2.5リットル。食べ物から1リットル、飲み水から1.2リットル。 のどの渇きを...