友人が発達障害だと診断がつく前から「なんかこの子空気読めないな」「平気で人を傷つけることを言うなぁ」と思っていた。
一対一だと割と会話が成立するのだが、集団だと度々おかしな発言をして周りの空気が死に、それをわたしは取り繕っていた。
発達障害だと診断がついたあとも友人は空気が読めないとは思っておらず「わたしは発達障害だけどコミニュケーション能力がある!人の気持ちがわかる!」とよく言っていた。
そんな友人は職場でうまくいかず鬱になり退職をした。おおよそ見当はつく。どうせいつもの調子で空気を読めずに忙しい時にどうでもいいことを聞いたりして怒らせてしまったのだろう。本人はそんなことない!私はちゃんとしてる!の一点張りだが。
まあでも災難だなと思い話を聞き、アドバイスをするなどしていた。
しかし全て「そんなこと言われても発達障害(or鬱)だからできない」で終わるため建設的な会話にならずアドバイスもだんだんしなくなっていた。
友人は鬱になると攻撃的になるタイプだったらしくかなりひどくあたられた。アドバイスも全て「余計なお世話」であり、「私の人生を操作しようとするな!」だそう。
一応補足するがあくまでアドバイスでありこうしなさい!と強制したわけではないが友人にはそう脳内変換されてしまうらしい。
びっくりしたのだがこれがかなり傷ついた。あまりこういうことは言いたくないがかなりお金も援助したし愚痴や悩みも深夜過ぎまでたくさん聞いた。今までも悪気なく酷い言葉を投げかけられても「まあそういう特性だししょうがないな」と思って飲み込んでいた自分がバカらしくもなった。本当に「人の気持ちがわかる」ならそんな言葉を投げつけないで欲しかった。
友人だから心配してるだけだよ、とか、発達障害で鬱で貯蓄ゼロの人間の人生を操作してなんかメリットってあるか?とか、いろんな感情がよぎって反論しようと思ったが、やめた。
もう友人に私の声は届かない。どうあがいてもお節介な悪者になってしまう。私はそっとLINEをブロックした。
もう会うこともないだろうが、友人の鬱が寛解することを願っている。