先日、私の母が入院した
突然の病だとか不幸な事故だとかではなく、計画された入院である
母の入院に際して、夏休みで在宅中だった小学4年になる私の娘は、その日が1日また1日と迫る来るのを悲しそうにカウントしていた
入院予定日前日に至っては、「おばあちゃん」をどうにか入院させまいと風邪を引かせる努力をしていたが、コロナ対策も万全だった母には通用しなかった
娘の目はすでに赤く充血していて、小さな手に握られた紙片は涙でほんのり濡れていた
困った顔をしつつも嬉しそうな母は娘が座り込んでいる逆の襖を開け部屋から出てきた
娘は「おばあちゃん」の入院する意思の固さを感じ取ったのか、和室封鎖を諦めて私に泣きすがってきた
まるで今生の別のようだなと、微笑ましくも思わず目が潤んだ
病院に送迎してくれる車が到着した
荷物を運び入れ母が乗り込もうとした時、娘は持っていた紙片を「おばあちゃん」に突きつけて大泣きを始めた
どうやら手紙を書いていたらしく、予想外の行動に私と母はまた涙腺が緩みそうになった
「それじゃあ行ってくるね」と娘に手を振る母
乗り込んだ車はすぐに左折し見えなくなった
娘の大きな目からは涙が溢れていた
昨日の朝、包帯が巻かれた母の足の画像が送られてきた
「手術終わりました」と短いメッセージが添えられ、しばらく安静にしたのちにリハビリが始まるとのことだった
「大丈夫だったのかな?電話できるかな?」と聞く娘に、もうしばらく待とうと伝えた
母は加齢による膝軟骨の消失で歩行が難しくなり、今回はまず症状がひどい右足の膝にチタン製の人工関節を入れた
手術自体はありふれたよくあるものらしいが、その後のリハビリが大変だと説明を受けている
今まで避けてきた手術に母が踏み切った理由の一つが「孫の夢の三世代ディズニーへ自分の足で行く」というものだった
きっと娘はまだ「おばあちゃん」のその決意を知らない
リハビリが終わって出かけられるようになったら、私の妻と母と娘の3人がディズニーランドを歩く姿を写真に収めたいと思う
ちなみに、手術完了の知らせを受けた私と高校生の長男は「ばあばの膝って金属入るんでしょ?膝蹴りエグそうだね」とか、
「ばあばの膝をすげー冷やしたらリニアみたいに浮くかもね」とか「浮いたら正座の姿勢でスーッと動けるから移動ラクじゃない?」などと話し合っていたことだけは母に知られないようにしよう
大学病院のリハビリで人工関節患者見たことあるけど、最初の膝曲げの時みんな泣き叫んでた 次の日からは普通に歩いていて、あの騒ぎはなんだったんだと思った
理解のある娘ちゃんが出てきてイラっとしたので読むのをやめた 誰しもが結婚出来て子供を作れると思わないでほしい
おまえはバカなのか
哀れなだけでバカではない
哀れだしバカだよ
分かる 幸福を見せびらかしたいだけなんだよな
ばあちゃん「ディス二― イズ フォー ディズニー」
サイボーグ婆ちゃん
思い出になるエピソードだな。いいな。
うちのお母さんは足首を金属にするか?みたいな話が出てる 年寄りは間接を強化しがちだね
マグネットコーティングかよ
おまえのかーちゃんロボじゃん すげー
でもよ、同じ人がスタスタ歩けるようになると嬉しいぞ。
超低温に冷やしたら超伝導体になって宙に浮くというマイスナー効果? それには、そこそこ強力な磁場が必要だから、ばーちゃん簡単に「スーっと動く」わけにはいかないねw ちなみに...
あー増田的悪の教典のチコちゃん見てるんだー いーけないんだいけないんだ
うちのばあちゃんは脂肪腫心配だからとって、髪を黒くそめて目に単焦点レンズいれて耳なりしてた耳に補聴器いれて歯にチタン埋めてた(これだけは副作用が出た) でもじいじよりは...
はやく首から下は全部金属製の時代がくるといいのに。 腰痛に悩まされることも、足がつることも無くなる。
ばあちゃん、鈴木もぐらみたいだねえ 膝がターミネータライズされたのか
(^^)https://www.irasutoya.com/2012/06/blog-post_3512.html?m=1
膝に金属入るなんてざらかと。 半身不随になるわけじゃないんだから。 大谷翔平でも、おそらく常に(今後もずっと)右ひじのケガと戦ってるんだから。