2022-06-19

[]オレオレFC1-3清水 守備崩壊リーグ戦11戦ぶり黒星

オレオレFC守備崩壊リーグ戦11戦ぶり黒星今季ワーストタイの3失点で清水本拠地白星ならず。相田監督「前半が全て」

明治安田生命J1オレオレFC1-3清水>◇第17節◇18日◇オレス

オレオレFCは18日、ホーム清水エスパルスに1ー3で敗れ、リーグ戦11試合ぶりの黒星を喫した。前半7分、カウンターから先制点を献上。同41分にも、連携ミスから2点目を奪われた。後半は選手交代で盛り返し、同36分にFW吉田PKを決めたが、5分後に3点目を奪われ、万事休す。4月2日ガンバ大阪戦以来の敗戦で、今季ワーストタイの3失点を喫し、清水戦の本拠地勝利もならず。更に3月12日セレッソ大阪戦以来、本拠地黒星となった。公式戦3試合勝利で、ホーム連戦となる22日の天皇杯3回戦(対徳島戦)、次節26日のサガン鳥栖戦に向け、立て直しが求められる。

写真清水に敗れ、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン

 先日のルヴァンカッププレーオフステージに続き、リーグ戦でも遂に敗れた。11試合ぶり、本拠地では3月12日C大阪戦以来、約3ヶ月ぶりの敗戦監督交代、3連敗を含む5試合勝利と低迷していた下位の清水相手に痛い黒星を喫し、上位争いから一歩後退した。相田満博監督は「前半が全てです。インテンシティー(強さや激しさ)や守備の切り替えの速さも、前半に関しては清水の方が上でした」と悔しさをにじませた。

 前半7分、MF相馬パス相手カットされ、そこからカウンターを止められず清水MF西澤に先制点を奪われた。同41分には清水DF立田意表を突いた攻撃参加に誰も寄せられず、そこから右サイドを突かれ、追加点を奪われた。攻守にミスが目立ち、シュートも僅か2本に封じられ、リードを2点に広げられて前半を終えた。

 後半は開始からFW吉田MF小野寺を投入し、攻勢を強め、何度も清水ゴールに襲いかかった。日本代表GK権田の好セーブに遭いながらも、諦めずに攻めると、同36分、FWジュシエがPA内で相手DFに倒され、PKを獲得すると、これを吉田が決め、4月29日京都サンガFC戦以来のゴールを挙げた。

 しかし、5分後に再びカウンターから追加点を許して勝負あり過去1分2敗とホームで未勝利だった清水に再び敗れた。指揮官は「監督としての未熟さを痛感した試合」として「得点する時間帯が遅く、逆に失点の時間帯が短すぎた。過程を重視しているので、後半に関しては早い時間帯で獲れていれば、違った展開になったのかなと思います」と振り返った。

 負けなしが止まり、チームの課題も露呈した。今季、先制すれば、7勝2分1敗と高勝率の一方で、今日を含め、先制された試合は1分3敗。山本は「後半はボールを持てるようになり、支配自体はできましたけど、崩せなかったのが全て。固めてくる相手の崩し方をどうするかが課題」と首を横に振り、3失点しながら権田に負けじと好セーブを連発したGK村上も「今年は先制すれば、守れるけど、された時にどうするか。逆転する力がないと上位にはいけない」と課題を口にした。

 

 22日の天皇杯3回戦を挟み、次節は26日、ホーム鳥栖と対戦する。指揮官は「点を獲られた時、守りを固める相手をどう崩すかが課題メンバー戦術を含めて、再考したい」と話した。ここまで積み上げてきた自信は、一夜で砕かれていいものであるはずはない。課題と向き合い、再び積み上げていく。

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