人間誰しもが正義感というものは持っていると思うけど、インターネッツに流れる色んな人の考えを見ていく中でひとくちに正義感と言っても大雑把に分けて2つあるなと思うようになった。
1つ目は敵味方の論理で、敵と戦い味方を守ることこそが正義だというもの。
2つ目は公正を重視するもので、明確な敵がいなくても認識の欠如や不作為によって不正義は為されると考え、内への批判的視点を持ち続けようというもの。
もちろんすっぱり2つに分けられるということはなく、グラデーションでしか語れないところではあるけれども。
で、ネトウヨだの陰謀論者だのの特徴は正義感のあり方が前者に振り切っちゃってて後者の視点に欠けることだなというのが長年インターネッツを見てきての俺の認識。
その上で軍(自衛隊)や警察といった治安組織の主たる活動目的はなにか、ということを考えると、外敵の侵略から自国を守ることだったり、犯罪者から市民を守ることだったり、敵味方の論理と非常に相性がいいんだよね。
そうなると何が起きるかというと、敵味方の論理を重視するタイプの人ほどこういった組織に志願する傾向が生まれてしまう。そしてこのタイプの人はネトウヨに染まるリスクが高い。
これは別に日本に限った話ではなくて、BLMが盛り上がったきっかけは白人警官が黒人を殺害したことだったけれど、実際白人警官の中には日本でいうネトウヨみたいなのが結構な割合存在するんだろうなーと。
こういう話をすると特定職業への偏見を煽ってるとかなんとか言われそうなので一応断っておくけれど、仮に全国民の中に差別主義者が10%いるとして、治安組織ではこの割合が3倍になるとしてもなお70%はまともなので、別に自衛官や警官を観たら差別主義者と思えとかそういうことは俺は全然言ってないからな。
罵声や体罰が繰り返され耐えられない人は脱走したり除隊したり自殺していなくなる 疑問や質問をする人は睨まれて消える 耐える人も入る前に思い描いていた理想を忘れ怖い先輩に怒ら...