賃金が高ければ機械化が進む、投資も生むという話ではなかっただろうか。
賃金が高いと労働者が消費者になり、市場ができるという話ではなかったか。
大学院を出たとしても、それを産業界は活用できていないし、海外へ優秀な人材を輩出するだけになろうとしている。
個人の選択としては正しいが、海外に出ていくまでにリソースを費やしている。
待遇を良くすればという意見が多く出てくるだろうが、パッと言って出来るのであれば、とっくに解決しているはずである。
米国と比べて経済規模が違うので毎年引き離されるしかないのだが、持たないものの戦略としての選択と集中は上手くいっていない。
成果が出始めたのに対してすぐキャッチアップするというのも日本的なアプローチだが、最近はそれを受けて作って基礎技術を日本国内に持ち込むのではなく、
そのまま使い倒すという道になってしまった。
本当に大事は物は数年単位で表に出てこなしい、キャッチアップされるのを見越してスケールアップする速度が上がっていたり、
米国らしい物量で押し通すのに負けている。
豊かになって海外製品やサービスを使うのがステータスとなったが、中流、下流階級まで広がった。
日本で新しい物が生まれなくなったのは、家や職場が綺麗になり、周りに物がなくなったからだろう。
iPhoneの試作品は大きかったし、そのへんの部品を集めたものだ。
米国で芝刈機を改造するのがあるが、組み合わせて新しいものを作る環境は日本にない。