今思うとかなりやばかったと思う。
数年経てば消える程度だったけど自傷もしていたし、夜が来ると自然と涙が溢れて止まらなくなって気がついたら明け方になっていたことも少なくない。
当然学校は休みがちになり、それと共に成績も落ちた。家庭環境も良いとは言えなかった。
全部を終わらせたい毎日が続いていた。休めない時は這うように学校に行って1日を耐え忍び、夕日の差す駅のホームで時々何本か電車を見送っていた。
ちなみにこの時のちょっとした趣味は電車に飛び込む自分を想像することだった。
毎回ホームに入ってくる電車で飛び込みのベストタイミングを図るというとてもとても不謹慎な遊びだった。
想像力が豊かすぎると笑われるのがわかっているから誰にも言えないでいることがある。吐き出させてほしい。
その日もいつもと変わらないはずだった。
電車がきますのアナウンスで待合の椅子を立ち、黄色い線の内側に立った。しばらく後、電車がホームに入ってきて今だ!と思った瞬間だった。
それはすぐに電車本体にかき消されたけど、変な感覚だった。向こうに引きずられるような感覚はあったし、危ない!とも思った。(身体は膝を軽く曲げて後ろに上半身を引いていた)
すごく焦った。電車のドアが開いて自分がまだホームにいるとわかってホッとしたのを今も覚えている。それと同時に全部終わりにしたいとか消えたいとか思ってたくせにホッとしてる自分に呆れた。
ただその一件以来少しだけ心が軽くなって、状態が良くなっていった。一年も経つ頃には遅刻はすれど学校を休むこともなくなり、症状も軽くなっていた。
あの時自分の中の死にたい何かが電車に飛び込んで本当にどこかに消えてしまったんだと思っている。
自分でも妄想が過ぎると思ってるけど、妄想で片付けるにはあまりにもリアルだった(でも当初はだいぶおかしかったしとも思う)
頭が良くないので詳しいことはわからないけど、これは何か名前のついている現象なのかな。
コロナ前に鬱で退職した友達にどうやって鬱状態から脱却したかきかれて、思い当たったのがこれしかなかった。
話すにはファンタジーすぎて話せずにいる。
心理学なら有り得る話では 過去の自分との決別で復活したんだよ