カイロ貼れ、という鉄道会社増田の記事を読んで思い出した。鬱に入りかけのときに銭湯は効く。
いわゆる町の銭湯に限らず、スーパー銭湯でも温泉地の温浴施設でもビジホの大浴場でもなんでもいい。
たっぷり湯量の浴槽につかるのが大切だ。
あるときとんでもないパワハラ職場に放り込まれて神経をやられたことがあった。
自分自身は標的ではなかったけど、毎日自分の頭越し(物理)に罵声を聞かされてまいらないわけがない。
※自分の席より奥に座る人に対して、通路から罵倒する人がいたのだ。自分はそれに挟まれて席を立てない。その他もろもろひどい職場だった。
帰宅して郵便物とろうとして、ポストのダイヤルロックの数字がわからなくなってぽろぽろ泣いてしまうくらい追い込まれていた。けっきょくそれは集合住宅の隣のポストを開けようとしていたわけだが……ともあれ脳がバグっていたのはまちがいない。
自分ははふだん公共の浴場が大嫌いだ。目が悪いから危ないし、知らない人々が裸をさらす空間なんてぞっとする。椅子とか洗面器もなんだか気持ち悪いよね。
でも、調子悪くていよいよダメになりそうと思ったとき、なぜかふと「冷えている、銭湯に行こう」と感じた。
顔から上はぜったいに濡らさないと決めて、コンタクトしたまま風呂だけ入りに行った。
不思議なことに、身体が温まるとちょっと思考がまともになってきた。その職場から逃げる決断もできた。