2020-11-10

PS5を買ったつもりがエコバッグだった

という夢をしばらく見ている。

正直なんで俺が初日Amazonで予約できたのか、全く理解できないでいる。

界隈の名だたる方々が抽選にはずれ続けている、

という悲鳴諦観と憤りの感情ミサイルのごとく飛び交うそ真下

マジで本当に予約できたのか、騙されているんじゃなかろうかと疑心不安になり、

ねずみのように息を殺しながら日々Amazon購入履歴を開き、

どうやら現物12日に到着予定である、ということを指差し確認しては

ブラウザバック」をせずにそのまま「ウインドウを閉じる」ということを繰り返している。

それにしても、特典のAmazon限定エコバックというものがわからない。

俺はPS5を買ったつもりで5、6万円くらいするPS5型のエコバックを買ってしまったのではなかろうか。

かに、あの形状であるサイズである

取っ手さえつけば、横からの衝撃に強いエコバックにもなろう。

マチもあるっちゃある。ディスクを入れる部分はおそらくポケットで、

会計金額の端数のための小銭入れでも忍ばせておこう。


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思えば日々負けの人生だった。

この手のもので予約サイトそもそも接続できたことがないし、

唯一カートに入れられたスイッチあつもりverも、

次の画面では京都怪獣に食われていた。

この世界交差点信号は俺のために赤になる。

道の角をまがり駅が見えたと思えば、同時に減速中の電車を見てしまう。

レジに並べば前のお客さんが、おそらくあるはずのないクーポン券を探し始めて

他の列が快調に進む中、ダメ押しとばかりに丁寧かつテクニカルな小銭の出し方をする。

また仕事では念願の独立をした翌週にダイアモンドクルーズしてきた。

そんな俺が素直にPS5を手に入れられることができるとは思えないのである

別にゲームで食っているわけでもなく、配信も何もしていないウルトラ一般人が、

PS5を入手することあらゆるリソースを割いている方々に先んじるという、

そんな道理があるだろうか?

よしんば手に入れたとして、

それと引き換えに知らないうちに何かを差し出しているのかもしれない。

制約と誓約

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いや、もう考えるのはよそう。

大人になって最も学んだことは「期待をしない」ということだ。

忘れたのか。

12日の夕飯は何にしよう。時節柄鍋だろうな。

長ネギのはみ出したPS5を抱えてスーパーから出るのだ。

笑えるよな。

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