犬を爆笑しながらいじめる動画( https://www.youtube.com/watch?v=fdPApQrCBV0 )を過去に自ら公開しておきながら、最近は野良猫とか保護猫を大量に飼育して多くの再生数を稼ぐというとんでもない図太さを持ったyoutuberがいるんだが、視聴者ファンの心理を操作する方法がまたかなり"手慣れている”という感じで闇が深い。
ざっくり言えば、「不適切で危なっかしく、虐待とミスリードされてもおかしくない飼育の様子」を、(たぶんわざと)細切れで説明不足な状態で公開し、「これは虐待じゃないです!、投稿者さんは良い人です!」みたいな擁護コメントをいっぱい付けさせて結束させるというもの。
具体例はこういうの↓
例1:子猫を米ぬかに突っ込んで粉まみれにするシリーズで、初期の方の動画からだけ説明文からなぜか「獣医師の指導である」という説明が抜かれている ( https://www.youtube.com/watch?v=EqhPIjy9hCU )
例2:熱中症らしき症状で倒れ込む犬の様子を平然と撮影、公開し、「あとで獣医に診てもらったけど全然だいじょうぶでしたよ~」との報告を"別の動画”でする ( https://www.youtube.com/watch?v=g9aAMlF7ruQ )
動物の身に起きた不幸が、視聴時間の引き伸ばしと投稿者の”善行”を演出するための「ネタ」や「フック」として取り扱われている不審点に気づかぬまま、義憤や擁護の感情に駆られたファンは「虐待ではないことワタシが伝えないといけない!!」みたいなコメント欄でそれを発散し、結束し、結果として再生数が伸び、さらにファンを獲得する。
かくして、もの言わぬ動物を完全に置いてけぼりにした「動物思いの優しいyoutuberと幸せな動物たちの暮らし」という、外からは決して打ち崩せない、ファン視聴者にとってのみ心地のよい物語が生まれてしまった。そんな暗黒の構図がここに見えて大変憂鬱である。