日本学術会議やとばっちりで学術振興会などの国の学術組織にお金が使われていることが,
その基盤となっている科学研究を軽視し,科学研究にかけるお金を減らすとどうなるのか.
少しでも研究という行為に携わったことがある者なら,結論はすぐ出るはずだ.亡国だ.
ではなぜ学術振興会にたったの数千億,学術会議に十数億の予算が国から出ていることを
誰だって何に使われているのかもわからないところにお金を出すのは反対するに決まっている.
科学が重要なのは当たり前だろ,というのは科学者の驕りである.
数十年・数百年という単位でみると大幅なプラスとなっていることを説明出来ていない.
今1兆円かけると100年後に100兆円になって帰ってきます.
科学研究投資はギャンブルなんかではなく正しい投資行為なんだということを説明できていない.
これでは,国民が納得することは無いだろう.
科学者が一丸となって,メディアに露出して世間の納得を得るべきだ.
そうすれば,数%の採択率の科研費を取るために一生懸命になって提案書を書くよりも
長期的には科学者全体が得をするだろう.