ケン・ローチと同じく、さぁ泣け!同情しろ!って作りじゃなく、
極めて厳しい立場に置かれながらも、優しさとユーモアが感じられる作品なんだけど、
実話を元にして主演は素人のロマの人なんだけど、映画の成功は彼にまったく富をもたらさなかった
それどころか、映画の成功で金持ちになっちゃいないのに同じく厳しい立場にある同業者からやっかみを受け、
職に就いているときでも妻を病院へ連れて行くことすら困難を極めたのに(それが映画のストーリー)
それすらも失ってしまったのだ、しかも唯一の財産である健康まで失われた
ドイツへ難民申請する・・・が、ドイツは無下に拒否(特別扱いせずフローに従ったともいえる)
「裕福になりたいのではありません。普通の仕事と、家族を養うチャンスがほしいだけなのです。子どもたちは道端で物乞いをしているが、私にはどうすることもできない」
https://www.hollywoodreporter.com/news/berlin-bear-winner-forced-seek-678201
https://www.afpbb.com/articles/-/3007151
2018年にも第63回ベルリン国際映画祭で受賞した銀熊賞のトロフィーを売り払って、旅費にし、
映画祭で窮状を訴えようとするも、ドイツへ難民申請をした際の罰金支払い義務で映画祭の開幕前に強制帰国
そうして、貧困の中、怪我と病気とストレスで2018年に彼は死んだけど、
言葉も無い
しかしセレブじゃないワイらに出来ることってあるんでしょうかね?
加えて映画になっていないだけで同じ立場、場合によっては最も酷い人たちもいる
お前は元々何もする気ないだろ
経済的困難に限定した話なら『鉄くず拾いの物語』(anond:20200912002232)の方が刺さった つか主演の男性は貧困でガチで現実で死んでるからな それはそれとしてイラッとする気持ちもわか...