増田さん、遠距離恋愛大変ですね。2年も続いていることもあり、相当に強い信頼関係があるのでしょう。だから、別れればいいと、割りきれない事も十分に理解できます。
でもね、増田さん。僕には、事態はわりと明確なんじゃないかと思うのです。
まず、増田さんは、彼氏さんと、まだ、恋人でいたいとどれぐらい本気で思っていますか?
愛していると思った気持ちと、彼氏の心が離れていくことに対する不安を天秤にかけてみるわけです。
少しでも「もう嫌だ」「許せない」という気持ちが強ければ、関係を終わらせる方がいいと思います。
つらいですが、それが増田さんのためでしょう。
でも、2年間、楽しくやってきたんだ、どうしても、この関係を終わらせたくない。
そう思っているとしたら、増田さんのやることは、ひとつだと思います。
それは、彼氏さんに「あなたと連絡が取れないと、私はとても不安になる。どうして音信不通になるのか、理解できないし、許せない。本当に理由もなく、音信不通になるの?」と伝えることです。
あなたは、
でも、相手の行動に対して、「ルール」を作ったり「判断」を迫るのは、恋人ではなく、上司とか部下とか先輩とかお店とお客とか、つまりは上下関係というものじゃないかと思うのです。
「恋人」だと本気で思っているのなら、対話することをお勧めします。
というか、対話しない限り、「新しい関係性」は生まれないのです。
増田さんが、いくら一人で悶々としていても、事態はなにも変わりません。
誤解しないで下さいね。対話したら、うまくいくと言っているのではないですよ。
対話して、「今の関係」が終わることもあります。それも「新しい関係」です。
話してみて、「俺は全然、君を苦しめるようなことを言ったつもりはない。理由もなく黙り込むのは、当然のことだ」と彼氏さんが言ったり、黙り込んだままだとしたら、そこで、完全に増田さんは彼氏さんをあきらめるでしょう? 完全に怒るでしょう? それが対話の結果です。
それでいいのです。対話することで、増田さんはやっと自分の気持ちと状況が整理できるのです。
もちろん、対話して、彼氏さんが「なるほど。俺の考えは間違っていた。俺を許してくれる?」と言ったとしたら、そこから、また「なかなか、許せない。どうしたらいいと思う?」と対話を続ければいいのです。
僕はたくさんの友人やカップル、夫婦が、対話をしないまま、「怒る」か「許す」だけを続けて、ずるずると孤独と淋しさに苦しむ様子を見てきました。
でもね、増田さん。対話は疲れます。たくさんのエネルギーが必要です。
だからこそ、最初に、「彼氏さんとまだ恋人でいたいと思っているかどうか」と聞いたのです。
もし、そう思っているのなら、彼氏さんと対話をすることをお勧めします。
その結果、彼氏さんを失うという結論になったとしても、それは、増田さんにとって「対話」という大切なレッスンになります。これからの人生を素敵にする道具です。
もちろん、新しい友人関係を築けたら、それもまた素敵です。どっちの結論になっても、対話する意味はちゃんとあると僕は思っているのです。