太古の昔、「#kutoo」という「女性だけが職場でパンプスを強要されるのを解決したい」という運動が立ち上がった。僕個人としては全然しょうもないと思ったので「勝手にしとってくれや」と思って無視していたのだけど、なぜか男性側から「そうは言うけど男だって着たくもないスーツを強要されている」というような批判が相次いだ。
これが「女にパンプスを履かせるのには理由がある」という「パンプス強要勢」からの批判だったらわかる。「パンプスを履かされる問題」と「パンプスを履きたがらない問題」は相反するのでお互い戦う必要があるからだ。
でも「女性だけが職場でパンプスを強要される問題」と「男性が着たくもないスーツを強要される問題」の間に相関はない。この二つの問題は同時並行的に解決していくことが可能な問題ではないだろうか。
それを「男だって嫌なスーツを強要されてるんだから女だってパンプスくらい我慢しろ」としてしまうのは、問題解決から目をそらしているだけなのではないか。
残業時間やサービス残業について愚痴ったり問題提起したりすると「俺は毎月○○時間残業させられてる」とか「もっとサービス残業させられている」、からその程度で文句を言うなとでも言いたげな勢力が必ず湧いてくる。
でも、超過労働やサービス残業は本来すべて解決していくべき問題のはずだ。より苛烈な環境があるんだから多少のものには目をつぶっていくべきだとかそういうものではないんじゃないか。100時間のサービス残業も20時間のサービス残業も同時並行的に解決していけばいいのではないか。
もちろん、暗黙の了解というか「そういった違法労働がないと社会が成り立たない」という部分があるのかもしれないし「違法労働を解決することで苦しくなってしまう勢力」というのがいるのかもしれないが、だとしたらそういった「利益が相反する勢力」が戦うべきであって、「苦しんでいる人間同士が頭を押さえ合う」必要はないのではないか。
はて匿を見ててもそうだし、SNSを見ててもそうだし、社会に出てもそうだけどとにかく「俺の方がしんどいだから黙ってろ」「そうは言うけどそっちにも問題がありますよね」みたいな風潮は本当に窮屈だ。それで「何かが解決する」ことは全くなくて「それぞれが苦しい時間がただ伸びる」だけなのは本当に地獄だと思う。
でも実際男の負担はどうでもいいどころか今以上増やしても何の問題もないと考えてる人らの集まりですよねあの界隈って それで都合のいい時だけ協力を強要しようとするのやめてほし...
クツーはそもそも「スーツ辞めるまではいかなくても、スニーカー許可までいかなくても、せめてヒールなしでいいじゃん」っていう些細さが共感ポイントだったのに、どんどんフェミ...
元増田にも書いたけどクツーは俺個人としては「マジでどうでもいいわ」って印象でしかなかったので失敗理由とかもどうでもいいんだよ。 俺が本当に知りたいのは「なぜ利益が相反し...
それは単に(見た目の)公平性を求める人間の脳の仕組みがもたらすものだね。 サルは自分がキュウリ食ってるときに、隣のオリのサルが葡萄食ってると怒る。 それは論理じゃない...
でもその(見た目の)公平性を保つためにみんな公平に不幸であればいいってのは地獄すぎないか。 あまりに地獄すぎないか。
そうだよ地獄だよ。 人間の脳が都市社会・現代国家にむいてない、人間が求めるとおりにしたら地獄になるのはもう自明だよ。 時代は人間の脳をどうだまして運用するかを考える段階...
そりゃあ押し付けてるのは企業の偉い人なんだからそいつに向かって団交でもなんでもしててくださいなって話じゃん Twitterで騒がれたって大半の人間にとってはただのノイズでしかない...
団交するための仲間を集めるためにTwitterで問題提起すること自体は別に大きく目的から外れているとは言えない。 それでもどうしても気になるなら「俺には関係ないのにTL汚すんじゃね...
『蜘蛛の糸』の通りだな
こういうほんとは相手の本意わかってるだろうに 相手の発言の文面だけ捉えて文句言うの不毛だと思わんのかな? kutooに対する「俺らのほうつらい」発言の本意はたいてい「うるせー!...