2020-08-17

宇崎ちゃんを撲殺したのがオタクである理由

宇崎ちゃんを撲殺した絵を描いたのがオタクであった事が一部で議論になっている。

「描いたのはオタクから差別じゃない」「フェミのせいにするな」「ポリコレの行き着く先だ」「アメリカ不謹慎ジョークだ」などなど。

しかし、本人のツィートを見れば宇崎ちゃんに対する明らかな憎しみが存在し、単純なジョークではないことはわかると思う。

次に世界オタクの置かれた状況を見れば、別に不思議でもなんでもない。

世界の、アニメ好き、オタクというのは日本が抜け出したオタク差別の何倍も過酷な状況に現在進行形さらされていることを前提にして欲しい。

そういう差別当事者が何をするか? 差別毅然と戦うことか?

断じて違う。30代後半、40代前半のオタクならば見たことがないと言えないはずだ。

同胞オタクを生贄として差し出すことだ。「こんなオタク許せない。こんな作品があるから」と一時でも差別する側に回って、安全を買うのだ。

そういう地獄から日本はなんとか抜け出せた(抜け出せていない変な人もいるがそういう人はかわいそうな老害扱いされている)。

しかしながら世界は、そういう差別をあえて容認してきたし、リベラル派も堂々と差別している。

世界オタクが、突如狂ったように萌えキャラバッシングしたり、本当は好きなの萌えキャラポリコレ棒でぶん殴らなければいけないのは、現在世界オタク日本がかつて体験した以上のオタク差別を受けていることを前提にしないと理解できない。

日本オタク解放されたが、世界ではオタクはいまだに被差別階級なのだ

思春期に、「アニメ好きだと学校カミングアウトできない中学生高校生」がたくさんいる。それが世界だ。だからオタク鬱屈して宇崎ちゃんを撲殺して「萌えキャラ許せない」と奇行を起こしてもむげに責める気にはなれない。

解放されたオタクとしては、いまだに被差別オタクをどう語ればいいのか迷う。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん