発端となった話も、それをもとに商売にしようと思い立った人も見た。
結局割とみんな感想ってうまく書けないなという悩みを抱えているのだろう。
かくいう私も文字書きの端くれで、人に感想も書くタイプのオタクだが、感想を書くのって作品一つ書くくらい労力を要する。
つまり大変!
で、私が何を言いたいのかというと。
感想書きたいけど書けないよ! という人の手助けができたらいいなという話。
わざわざ匿名なのは私が文字書きの端くれ故に、「こいつこういう感想が欲しいと乞食している」と思われたくないからだ。
いや、欲しいけど。そうじゃないの。
書き手目線の「こういう感想もらうと嬉しいな」みたいな感情も当然入ってくるので、感想書きたいけどどう書けばいいのかわからない人にちょっとでも参考になれば嬉しい。
これは、感想を書きたいけどどう書けばいいのか全然わからない、書けない、という人に向けた話である。
前置きが長くなった。
まずあなたの前には感想を書きたい素晴らしい作品があるだろう。
「○○さんの△△というという作品を読みました! とてもよかったです!」
そう感じるかもしれない。
では、具体的にどこがよかった?
それを伝えよう。
「○○さんの△△という作品を読みました! 何ページの何コマ目、とてもよかったです!」
これだけで結構嬉しい。
あるいは、どう思ったのか。
感動した? エモかった? 笑った? 泣いた?
なんならもっと具体的になってもいい。
「○○さんの△△という作品を読みました! 何ページの何コマ目、××くんの表情が切なくてたまらない気持ちになりました!」
だいぶできてきたのではないだろうか。
そこから自分が感じたこと、解釈のようなものを伝えていくこともできる。
「○○さんの△△という作品を読みました! 何ページの何コマ目、××くんの表情が切なくてたまらない気持ちになりました! この表情はあのことを考えているのでしょうか。今までの表情との差があってグッときました」
でも解釈を伝えるのって、書き手の意図と違ったら嫌だなー、とか怖い気持ちもあるかもしれない。
私も結構その辺は怖かったりする。
でも案外私も「えっそこは考えてなかった」みたいな感想をいただくことがあるが「そうじゃないのに!」とは特に思わず「そんな受け取り方があったのか!」とこちらが感動するので実はあまり気にしなくていいのかもしれない。
作品というのは読む人がいてはじめて完成するので、あなたが読んで、感じて、考えた、その瞬間ようやく作品は完成するのだ。
それが創作の素晴らしいところだと思う。
長文感想が書きたいんだ! と思ったら、この感想を一つのシーンに限らずいくつもあげていけば、あるいはより詳しく感じたこと、考えたことをたくさん書けばいい。
そうやって自分の言葉で感想を送ってもらうのが、書き手は多分一番嬉しいと思う。
だから書けなくても自分を責める必要なんてないし、書けてる人はすげーなーくらいでも全然いいとおもう。
うーん、この