今朝TVを見ていたら、オンライン内見とか言うのを取材したものを放送していた。
不動産屋が顧客の希望する物件に行って、中継するという手法である。
今でも物件サイトに載っている360度見られる動画ではなく、顧客からのリアルタイムで細かい要望に応える撮影をする手法である。
コロナ対策、なのだろうが、それを見た瞬間にいの一番に思ったことは
「それぐらいは足を運べよ」
である。
そもそも内見をするという事は、近隣の様子、音や実際の質感など、写真では分からない部分を確認するために行うものであろう。
その取材では、不動産屋が押し入れの大きさを自分の身長と比べたり、浴槽に実際入ってみたりとしていたが、それで納得するのであろうか?
感染が怖いというのであれば、マスクをして少人数(この場合顧客と不動産屋の2人)で、現地集合で極力会話を減らせばいいだけではないのだろうか?
人間として生きることの意味、存在の価値が失われていく気がする。
よくマンガや映画で、人間が滅びた後、AIやロボットだけが残った世界なんてものが表現されることがあるが、そういう世界もあながちただの妄想ではない気がする。
便利を追求するために、進化した結果、人間いらないじゃん、という結果。
それは本当に「便利」なのか?
結果、決めてから物件に行ってみて、思ってたのと違うと言わないと言い切れるのか?
そもそも不動産屋が足を運んで、手動で撮影して、やらなくて良い事までやらされて・・・
どちらもプラスになるのが「便利」なはずなのに、これは「感染怖い」を言い訳した過剰要求のような気がする。
何軒も何軒も不動産屋が推してくる内見に引っ張り回されるより、オンラインで見て良さそうなところを選んで最後に決めるために実際に足を運ぶんなら十分合理的な気がするが
内見に関しては、最終的に足を運ぶ手法、それは合理的なのはわかる。