2020-03-18

デギン・ザビギレン・ザビ新型コロナウイルスを語る

「……しかしな、検査システムを構築できんという事は、これは政治無能を示す事だ」

「わたくしに面と向かってよく仰る」

「わしとて一度は首相を努めた男だぞ。貴公改憲の志を……」

「ご覧を!」

作戦などいい!」

「我が日本政府にとって、夏のオリンピックは最終防衛線です。それに対して新型ウイルスは、市中感染で生まれクラスタから拡散する事が考えられます。ここで検査が始まれ医療崩壊同然です。その前にイベントなどの全面強制で侵攻するウイルスを抑える。この政策実質的強制となるため、金も時間も掛からずに我が日本の……」

「そこまでして勝ってどうするのだ、総理

サインを頂ければ幸いです」

「やっておって今さら……」

組織委員長あってのオリンピックですから

「で、どうするつもりか?」

「せっかく減った老人です。これ以上増やさずに生産的な人種だけを残す。それ以外に世界で輝く日本は望めません。そしてその為には与党独裁による国家コントロールしかありません」

貴公、知っておるか。アドルフ・ヒットラーを」

ヒットラー前世期の人物ですな」

「ああ、独裁者でな。世界を読みきれなかった男だ。貴公はそのヒットラー尻尾だな」

「私が?」

「わしはジオン国民を、急ぎまとめる方便としてオリンピックを押した。高度成長期の復活を実現する為にな。しかし……」

ヒットラー尻尾の私が独裁制に持ち込んだ」

小池とな」

はい絶対民主制は、野党とき軟弱を生んだだけです。それでは国民は共食いになります。今度のパンデミックのように。ま、勝って見せますヒットラー尻尾の戦いぶり、ご覧ください」

「……わしも後期高齢者なのだぞ」

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