厚切りジェイソンという人物のインタビュー記事を見た。彼は仕事をしながら自分の経済的価値を高める勉強をして自分の価値をより高く評価してくれる会社と交渉し転職を繰り返したという。そうやって段階的に給料を上げたと言っていた。
冷静に考えればそれは当たり前のことだしアメリカでは常識だと思うが同じことを日本でやってもうまくいかない。なぜなら日本の会社には転職を繰り返す人=能力が低い人という決めつけがあり転職を繰り返す人は敬遠されるからである。その結果、日本の労働者は失業の不安から低賃金でつまらない仕事にしがみつく。
日本の会社は従順な人間を求め権利を主張する労働者を排除する傾向がある。その傾向に拍車をかけているのが日本の教育である。理由は不明だが日本の教育機関は組織に従順な人間を育てる教育をしている。彼らは転職を繰り返して給料を上げろとは教えない。アジアの大学生が日本の文化は好きだが日本の会社には就職したくないと発言した動画を見たことがあるがその気持ちはよくわかる。
この地獄から抜け出すにはどうすれば良いか。それは政府や企業や学校の言うことを鵜呑みにせず自分の頭で考えることである。社会の構成員である一人ひとりが権利意識を持って行動すれば社会は変わる。
転職のたびに給与上がってるぞ ネームバリューとって下げたこともあるけど意図的なもの