ふと思い立って、自担や自軍についてTwitterで検索をかけたりすることがあります。
そうすると、まあ罵詈雑言並べ立てたりするアカウントに遭遇したりします。所謂愚痴垢というやつですかね。
名誉毀損とは。人の社会的評価を傷つけることを言います。判例だと、その社会的評価を下げることを必ずしも必要とするわけじゃなくて、下げる危険性を生じさせただけでも名誉毀損になると言ってます。
いやそんなつもりでツイートしてないし、と思うかもしれません。でも、その判断は「一般人の普通の注意と読み方」を基準に行われます。あなたがそう思わなくても、普通にツイートを読んだ人がこれは名誉毀損じゃない?と感じたらそうなんです。
あと、事実じゃないことをさも事実のように語って社会的評価を下げようとするのも名誉毀損だよ。
「いや、捨て垢だし笑」って思うかもしれませんけど。ネットは匿名じゃないです。
あなたのツイートが名誉毀損に該当するとしたら、名誉毀損された人が希望すればあなたがどこの誰なのか、という情報は開示されます。発信者情報開示請求ってやつです。プロバイダ責任制限法4条を見よう。もし私がここで誰かをめちゃめちゃに貶めたとしたら、貶められた相手ははてなに「こいつ俺の名誉毀損してるんで情報開示してくれ」って頼んで私の個人情報を知れる、みたいな。実際はもっと色々ありますけどざっくりそんな感じ。
そして情報が開示されたらどうなるか。最悪訴えられます。慰謝料を請求されます。
慰謝料ってだいたい100万くらいなんだって。でも最近はそれが安すぎるって話も出てて、もっと高額な慰謝料請求が通ることもあるみたいです。Twitterで名誉毀損やって訴えられて250万くらいの請求が通ってる事例も見かけました。
あと普通に隠し撮りとかもアウトだよ。プラ写流出させるのもアウトだよ。こっちはプライバシーの話になりますが。芸能人だし……と思うかもしれませんけど、セーフになる場合って皆が普通に関心を持つ内容の時だけだよ。例えば国会議員が汚職しててその現場を押さえた写真とか……。犯罪してるとかならわかるけど、恋人がいます!くらいじゃ普通にアウトです。
心当たりのある方。あなたがまだ訴えられていないのはたまたまです。相手がその気になれば簡単に訴えられてしまいます。もしかしたら実はもう既に相手はあなたの情報を手に入れて、訴える準備をしているかもしれません………。
ここまで色々書きましたけど、何が言いたいかって「愚痴垢やめろ垢消せ」ってことです。
まあでも人間ですから。愚痴を言いたくなることはあります。私もあります。どーーーしてもTwitterで言いたい、言わないと死ぬ!って人。そういう人は鍵かけてね。誰でも見れる場所じゃなければ、名誉毀損成立しないんで。よろしく。