2019-12-02

子連れ

家の近所に創価学会建物がある。今日病院に行こうと歩いていたら、母親とその子供が建物の中に入っていくのを見かけた。

あの小さい子は何の疑いもなく、ただ親に連れられて、どこか不思議なところにお出かけしてると思っているんだろうか。

将来創価二世として親子で活動していくのか、それとも途中で何かがおかしいと気付いて反発するのか。

昔の自分を思い出す。創価学会とはまた違う新興宗教にのめり込む親とは何年も前に絶縁して、今は普通に生活している。

それに至るまで宗教というものには何回も嫌な思いをさせられた。

成人後に無理やり連れて行かれて「さあ、あなたもここの青年部に入って宗教を皆に広めましょう」なんて言われた日はもうね。

自分と同年代若い子まで宗教を信じ切った顔をして勧めてくる。この子被害者なんだろうなと憐れんだ。自分たちは間違っていない、正しいと本気で思っている。

当然拒否したけど、その時の反応が「こいつは人間じゃない」という感じで非国民を見るかのような、そんな目だった。

当たり前だろう。薬は毒だから飲んではいけないとか、病気はこの聖水を飲めば治るとか、物事成功したら神様のおかげなんだとか。挙げたらキリがないが、とにかく胡散臭いを通り越して腐った臭いがする。

それを信じていた親はかなりの高血圧で、薬を飲まなければいつ倒れてもおかしくなかったのに頑なに病院に行こうとしなかった。それを心配してくれていた兄弟には最終的に見放されてしまった。

それでも親は病院に行くことなく、その信条子供にも強制させて、風邪を引こうがアトピー性皮膚炎がひどくなろうが、いくら具合が悪くても病院に連れて行くことをしなかった。いわゆる医療ネグレクトだ。病院には大人になってからちゃんと行ったけど、適切な処置をして薬を飲めば症状がよくなることにとても感動した。

そして絶縁後のある日、病院から一本の電話があった。親が脳梗塞で倒れたからすぐに来てくれと。

病院には行かない。薬も飲まない。それでいつか倒れても絶対病院の世話にはならないなんて豪語していたくせに、その病院に助けてもらっているのか。

心底軽蔑した。だから病院には行かなかった。

完全に自分と重ねてしまっているが、どうかあの親が自分で気付いて宗教をやめるか、せめて子供にはそれを押しつけないでほしいと強く思った。

  • 宗教っていう仮想敵に対して怒ってるようだけど、影響されたされないはあれど所詮その人の考え方くらいに思っとかないと、あなたがずっとしんどいだけだよ

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