2019-10-14

心のうんこは拾うな、流せ、相手すんな

「いいよもう!どうせ死ぬんだから!」

「…ばかだなあ。死にたきゃ死んでいいけどさ、じゃあおれの話を聞いてからしろ。そのくらいはしてくれてもいいだろ」

「…」

「あのなあ、お前おれにうんこぶつけてきてんだよ」

うんこ?」

うんこ

「なにそれ」

「腹痛いときとかさ、もうやべえってときあるじゃん

「うん」

「どのくらいガマンできる?」

「うーん」

「3歩あるいたらアウトくらいのときとかさ」

「そんなの無理じゃん、ガマン無理」

「だよな?」

「うん」

「ちなみに、そういうときってどうすんの?」

「そういうときって?」

うんこ漏れそうなとき。そのまま漏らすの?」

トイレ行く」

「まあそうだよな」

「うん」

人間ってな、みんなうんこすんだよ」

「うん」

「知ってた?」

「うん、まあ」

「生きてるとな、自然うんこしたくなるの、なんにもなくても」

「うん」

「親も友達もみんなうんこすんの」

「うん」

「どうやってうんこが作られるか知ってる?」

ごはん食べるから?」

「うん、栄養を取り込んで、いらないもの出すわけだ」

「うん」

「食べないと死ぬじゃん」

「うん」

「食べるとうんこ出るじゃん」

「うん」

「生きるためには食べるのとうんこするのセットなんだよ」

「うん」

「お前、ひとりでずっといられる?」

「ん?いや、さびしくなる、無理」

「だよな」

「うん」

さびいから人に会うじゃん」

「うん」

「すると、いやなことあるじゃん」

「うん、ある」

「いらいらしたり、怖くなったり、自分を嫌いになったりするじゃん」

「うん、いつもそう」

「でも、会わないとさびしいじゃん」

「うん」

「生きるために人に会うといやな思いをするわけだよ」

「うん」

「いらいらしたり、怖くなったり、自分を嫌いになったりするのはお前のうんこなんだよ」

「ああ」

「心もうんこするわけだよ」

「…」

「だからお前以外の人も、みんな心のうんこするわけ、わかる?」

「うん」

「お前がおれにうんこぶつけてるって言ったじゃん」

「うん」

意味わかった?」

「うん、ごめん」

「うん、でもそれはいいの」

「いいの?」

「うん、いいの。うんこしたくて、おれにぶつけるしかないなら、別にそれでいいよ」

「なんで?」

うんこ出ないとつらいじゃん、だろ?」

「うん」

うんこマンしてたら健康に悪いじゃん、だからいいよ」

「うん」

「おれが今してるのは心のうんこの話な?」

「ん?うん」

リアルなうんこは勘弁しろ

「うんwww

人間ってな、みんなうんこすんだよ」

「うん、さっき聞いた」

「うん、心のうんこもみんなするの」

「…うん」

「で、みんなトイレいかないで近くの人にうんこぶつけてんの」

「うん」

「お前の親とか、きれいラッピングしたうんこをお前のためって投げてくるわけ」

「うん…」

「お前、道にうんこあったら進んで踏みに行くタイプ?」

「いや」

ふつう、よけるよな」

「うん」

「でもお前は他人うんこ受けっぱなしなわけ」

「…」

うんこなんだから、だまって食らってないでよけろww」

「どうすればいいの?」

「お前、親の愚痴に気を遣って『たいへんだね』とか言ってんだろ?」

「うん」

「わざわざうんこ拾ってんだよ」

「ああ」

「拾うな、流せ、相手すんな」

「なるほど」

人間うんこするのはしょうがないんだ。親がうんこするのもしょうがないの」

「うん」

「ただ、それを子どもがだまって受けなきゃいけない決まりはない」

「うん」

「ああこの人、自分の子どもに向かってうんこしてんだなあって思ってろ」

「うん」

「余裕があったら、今日はいっぱい出たねって言ってやれ」

「言えるかな…」

「心の中で言うだけでいいよ、ホントに言うとケンカになるからwww

「そっか」

人間は心のうんこをぶつけ合って生きてるんだ」

「うん」

「でも、うんこぶつけられ続けるのは無理がある。おれだってそうだ」

「うん、だよね」

「こういうのを哲学的にはうんこ無理社会って言うんだ」

「そうなの!?

うんこ無理社会、言ってみろ」

うんこ無理社会

「疑えってwww

www

「でな、死にたいってのもうんこなんだよ」

「うん」

「じゃ、しょうがねえじゃん」

「うん」

「さっきも言ったけど、お前のうんこはおれが受け止めてやるから

「うん、でもなんで?」

「仮設トイレみたいなもんだ、おれは処理できるから

「うん…」

「でも、それでもどうしても死にたかったら、死んでいい」

「いいの?」

「うん、しょうがねえじゃん。うんこしたのにつらかったら、そりゃ相当なうんこだよ」

「うん」

「じゃあ、うんことともに死ぬしかない」

「なんかやだ」

「まだ死にたいか?」

「いや、なんか大丈夫になってきた」

「なんで?うんこの話が面白いから?」

「うん」

「変わった趣味してんな」

「違」

  • anond:20191014194257

    俺の知り合いの女子大生のうんこ食いたがってる58歳のおじさんの話してもいい?

  • anond:20191014194257

    うまいこと書いてるけど「ぜひ読んで」とも言いづらいのでバズらない と思ってたけど結構ブクマついたな

  • anond:20191014194257

    うんが全部うんこなら良かったのに

  • 会話文の表記について

    安直なラノベにありがちな、会話文の羅列。 「今日ね、角落文庫の棚に行ったらね」 「ほう」 「いつもおいてある。し作家の本がさ、ないんだよ」 「やばい」 A,Bの会話だが、時...

    • anond:20191015143818

      言うてラノベで発話者が混乱することはむしろ少ないで。読みやすさに特化しとるからな。 ミステリとかでひたすら一人の台詞が続くときに段落代わりに「」で区切る作品のほうがある...

    • anond:20191015143818

        ∧_∧ ( ´_ゝ`)<おk   ∧_∧ ( ´_ゝ`)<同じ人物が2回喋っても区別をつけられる。                       ∧_∧           ...

  • anond:20191014194257

    長いウンコ💩

  • anond:20191014194257

    ただ、心のうんこは、人にぶつけることでしか処理できないからなぁ…

    • anond:20191016024238

      「自分の機嫌は自分で取る」とあるように、うんこ溜まってる自覚があれば、バラエティ見たりカラオケしたりオタ活したり、相手が人じゃなくてもうんこは排泄できるよ。

      • anond:20191016083117

        「自分の機嫌は自分で取る」 これ結局、気に食わない奴を突き放す時だけ使うフレーズだからなあ あるいは自分でかっこつける時 いずれにせよお気に入りとか魅力のある相手とかな...

  • anond:20191014194257

    ただ、心のうんこは、人にぶつけることでしか処理できないからなぁ…

  • 心のうんこは拾うな、流せ、相手すんな…の続き

    心のうんこは拾うな、流せ、相手すんな 「生きてりゃ嫌なことあるわけだよ、誰でも。だから、おれにもあるわけね。そういうのは誰かに聞いてもらいたい」 「そうだよね」 「で、...

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