これは『卑怯なコウモリ』や『虚飾で彩られたカラス』といった童話の動物に勝手に共感している腐ったオタクの戯言だ。
A×Bが好き、C×Dが好き、Aが右ならなんでもいい。
そして推しCPについて熱く語ったり、イラストや小説を検索したり、原作の2人のシーンを何度も見返したり、同じCPが好きな者同士で和気藹々とする。
それが正直な話、とても羨ましい。
でも、推しCPがある人たちみたいに固定ではない。CPどころか妄想するキャラさえ固定じゃない。
私は、A×Bも、A×Cも、B×Cも、D×Aも、E×Fも。
全部読むし、全部書くし、無作為に呟く。
A×Bについて語ったすぐ後に、C×AやB×AやD×Eの話もしてしまう。
ついでにジャンルも跨ぐ。今は4つくらいジャンルを行き来している。全部アカウントを分けずに生きている。分けていたら管理できなくなるのが目に見えている。
作品を投稿している一覧も、本当に一人の人間のアカウントか?と疑いたくなるレベルで雑多な作品がジャンルも年齢制限も気にせず置かれている。
これは誰に咎められることでもないと思っているし、悪いことじゃないと思う。改善しようとして改善出来ることでもない。私自身に地雷があるわけでもなく、そこまで困っている訳でもない。むしろ快適に生きている方だろう。
でも無性に寂しくなる時がある。
私はあっちのジャンル、こっちのジャンルと顔を出すコウモリで。
「ABと言えば○○さん」だとか。
「CDの仲間と一緒です」だとか。
私はどう足掻いてもそういった人にはなれないし、そういった人達と仲良くできない。往来のコミュ障もある。
私だってABが好きで、CDの作品も書いていて、EFのことも呟く。