なぜかと言うとそれは知事が役人の言いなりで、役人の提案を全て受け入れ、役人にめんどくさいことを言わず、役人の言うことを全て聞いてくれるからだ。
要するに、役人にとっては文句も意見も言わず役人の意見に従ってくれる知事は都合がいいのだ。
リーダーシップがない知事のもとで行政はどんな状態に陥っているか。
役人は選挙で選ばれていないので、自発的にリスクがある選択や議論が巻き起こるようなことをなるべく避けるようになる。
千葉県民のために新しい政策を考え出すことよりも責任を問われないような説明をする能力がある人間が評価される世界になっている。
官僚主義も役人が優秀で新しいことにチャレンジする気概に満ちた者が多ければ、むしろいいのかもしれないが、千葉県の場合はちがう。
話がそれるが、
アメリカによるビンラディン殺害の決定も、役人が提示した情報をもとに最終的にはオバマ大統領が決断をしたのだ。それはビンラディンがいないかもしれないというリスクのある決断だった。