候補者は人格的には良い人だろうし、一面では自民候補よりも能力がありそうとも言えるのに、選挙戦略がアホだからたぶん当選きびしい。
どういうところがアホかというと、第一声のアピールが「アベ政権の暴走を止めよう」であるところです。
あのですね、今の日本っていうのは内閣支持率が40%ぐらいで、不支持率が30%ぐらいなんですよ。
ということは「アベを止めよう!」という声に呼応して投票したくなる人は選挙区には30%しかいないんですよ。
しかもその人たちは創価学会員が公明党に投票するのと同じぐらい確実に、野党に投票するよね。
貴方がたが取らねばならない票ってのは、内閣支持はするけど消費増税はどうかと思ってる人達とか、政治とかわからないけど自分に補助金出す人に入れたい人達とか、今の野党は嫌いだけど野党を変革してくれるなら支持したいと思ってる人たちとか、だよ。
そこにアピールするためには、少なくとも選挙中は、安倍下ろしの話なんかすべきじゃない。
どうせそんなことはできないんだし。参議院の3分の1取るのが今回の野党の目標でしょ。
だから言うべきは、消費増税反対だしいつかは0%にする、だとか。
しかも、敵への批判を主眼とすることは、単純に印象も悪くなる。これは相手が政府でもなんでも変わらない。
ニュースの出陣演説で「安倍政権を止める」という一言を言っていたらもうそいつは政治家にしないほうがいい。
政治が出来てない。
増田のみなさまにおきましては、よりよい野党を創り出すためにも、選挙中は敢えて安倍批判のトーン抑えるタイプの候補者に投票していただきたい。