新卒で某大手企業のグループ会社に入社した。福利厚生最高。ホワイト。就活頑張ってよかった。
入社後、意識高い系の40代男性が課長の部署に配属された。私合わせて4人だった。
4人しかいない割には全国の営業所や取引先への出張が多く、毎週誰かがどこかに出張だった。それこそ北海道から沖縄まで。
だから、上司がよく飛行機で出張に行っててもなんの疑いもなかった。
よく他部署の先輩に「上司また出張?なにしてんの?」と聞かれても、1年目のわたしはまだ上司がどんな風に仕事をしているのか、はっきりとは分からなかったので、「○○の件だと思います」とだけ答えていた。
2年目になり、1番上(当時3年目)の先輩が退職した。この先輩がいなくなり、上司の仕事を直接引き継ぐようになってから色々と違和感気づきはじめた。
・1週間の行動予定や出張での実績報告のミーティングで上司からまったく共有がない(部下からは詳細に報告が必要)
・上司が先週取引先を訪問したはずの案件がまったく進んでいない
・北海道や沖縄に日帰り、4時とか5時に本社に戻ってくる(本社は大阪)
・「今日上司が御社訪問してますよね?」と取引先に電話すると「えっ?その予定はないです」と言われる
こんなことが何度もあれば流石に疑うしかない。
上にあげた4つめの「取引先行く行く詐欺」はさすがにやばいので、日付をメモした。
色々あってわたしは2年目年度末に退職することを決めていたので、この上司が何しようと私には関係ないしな…と思っていたが、明らかに不正な出張()のあと17時くらいに出勤してきていきなり先輩に理不尽にキレ始めているのを見たら「経費横領してるくせになんだこいつ」と思った。
そのあとすぐに人事との退職前の面談で全部げろった。ちなみに経費横領だけではなく、他部署の人とお金絡みで何件か揉めていたのでそれも言った。