2019-07-04

あなたの一票は無意味ではない

選挙の時期になると必ず、「どうせ投票したって選挙結果は変わらない」というようなことを言う有権者が、必ず現れる。

かに選挙結果を見れば、あなた投票した候補と、当選圏には何千票もの溝があり、あなたが誰に投票したって選挙結果は変わらない、ということは往々にしてある。

そうやって、あなた投票行動は、選挙結果(議席数)には何の影響も与えないかもしれない。しかし、選挙結果というのは決して当落だけではないのである

というのも、身の回り与党関係者が居ればよく分かると思うが、与党というもの選挙があってもなくても、常に世論の動向を気にしている。

マスコミが定期的に発表する世論調査の結果もそうだし、党が独自調査している情報や、いわゆる観測気球報道がどう受け止められたか、非常に気にしていることがよく分かる。

何の政策であっても、反対意見世論に目立つようであれば、事を慎重に進め、それ以上支持率が下がらないよう気を付けているのである

からあなたが今の与党ブレーキをかけたいと思うのなら、選挙では与党以外の候補者に投票すべきなのである選挙とは当落だけでなく、その票差にもメッセージを込めることが出来るからだ。

仮に与党とその他の票差が縮まれば、与党としては慎重に行動せざるを得ない。逆に大差がついて圧勝してしまえば、あらゆる全権を委任されたと解釈し、意のままに事を進めようとするだろう。

私が選挙のたびに驚くのは、そのことに気づいていない有権者が多いことだ。

あなたの持つカラーと同じ色の候補投票するだけが選挙ではない。白すぎる白には黒を、黒すぎる黒には白を、あなたの持つ色とは無関係意思を示し、この社会気持ちよいグレーに染めよう。

決して無意味な一票など存在しない。

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