2019-07-01

きっとこんな人はたくさんいることは理解している

今年で社会人として扱われてから6年目になった。

1年半前に社内SEの真似事をする職からプログラムを書く職に就いた。

年収は下がるし仕事内容が大変なのはわかった上でどうしても何かを作る方に関わりたかった。

社内SEの真似事をしてる頃は依頼があればVBAで少しは作ることもあったが、基本的にはヘルプデスクや内部調整、サーバーのお守りがメインのお仕事だった。

仕事自体はそんなに大変ではなく、複雑な人間関係の中でもそれなりに立ち回れていたと思う。

それでも自分が何かを作ったという自信と誰かと一緒に何かを成し遂げたという気持ちが欲しかった。

プログラムを書く職にも色々あって、実際に開発をしたことのない僕を雇ってくれたのは派遣受託メインの会社だった。

これから誰かの役に立つようなモノを作る側に関わるんだと思うと少しワクワクした。

入ったばかりの頃は自分が知らないことを知っているこの人たちはきっと色々な経験をしてきたのだと思った。

半年経った頃には、この人たちが今までの経験しか仕事をしないのだと知った。

新しいことには非常に億劫で今までやった言語以外はあまり触りたがらない。

何かわからなければ目の前にある機械で調べるわけではなく、ひたすらにわからないと唸っている。

以前はこうだったのできっとこうだろうと試しつつ上手くいかなくても別の原因を探らない。

一年経った時にはそんな人ばかりであることを知った。

この業界にいる人は何かを作ること、問題解決することに少なからず興味があるのだと思っていたけど、そんな人はあまりに少数なのだと知った。

会社会社で人が足りない。新人採用したい。と言いつつ入ってくる新人適当案件飛ばしなんとか生き残った子を育った育ったと言いながら別の案件に飛ばす。

生き残れなかった子はなぜ出来ないんだと陰口を囁かれている。

今いる人間待遇はほぼ変わらずに取ってくる案件漏れなく炎上し、その案件に関わってた人が辞めていく。

1年半経った今、僕は正直どうすればいいのかわからない。

技術的に何か身についたとは思えず、残業続きで帰ってきて新しいことを学ぶ余力なんてなくてそのまま寝てまたお仕事

週末も気付けば夕暮れに起床してる。

憧れは憧れのままの方が良かったのかもしれないと最近思うようになってきた。

きっと近いうちにまた転職をすると思うが、自分がどんな仕事をしたいのかわからなくなってしまった。

同業種に就いたところで僕がこの1年半で学んだことはそれほど多くない。

かといって今更他業種で受け入れてもらえるところだっておそらくはない。

それでもきっと多分今いる会社に骨を鎮めるよりは動いた方が幾分かマシだと思うので頑張りたい。

きっと今よりは良い方向に転がることを信じたい。

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