ここ最近「作家の好みを捻じ曲げて売れるものしか描かせない編集はクソ」みたいの見るんだけど、まともなプロから見るとそんな事は無いと思う。
そもそも編集が付くという事は仕事で、出版社なんかから依頼があって、お賃金を貰って描くのだ。
仕事なんだから「こういう女の子描いて」と言われたらそういう女の子描くし、「こういうメカ描いて」と言われたらそういうメカ描く。それだけ。
売れるか売れないかを判断するのが編集の仕事であって、それが最終的に売れなかったら編集としてクソだ。
むしろ「なんでも好きなものを描かせてあげる!」とか言って連載会議が通らず2年経ったりするほうがクソだと思う。
で、なぜか、世の中では「企業からお金を貰って、好みじゃないけど売れ線を仕事として描きました!」みたいな事言うのはタブーだ。
僕は爆乳より普通乳ぐらいの女の子の方が好みなのだけど、やっぱり大きな胸部の仕事の方が多い。でも人気なのはわかるし、仕事だから大きくする。
で、それが世に出たとき「僕は普通乳の方が好きだけど仕事なのででかい乳描きました!」とか言うのはダメ(だと思う)。
僕はあたかも産まれた時からそうであったかのように「巨乳の女の子最高です!!」と嘘をつかねばならない。自分の好きな普通乳を貶めてるようで結構辛い。
多分、絵を描くという仕事は夢がある仕事だから、作家には皆揃って描きたいものを描いて、お賃金より大事なものを見ていて欲しいんだろう。
でも真実そんな事はない。僕の周りには「ムキムキマッチョが描きたい」といいながらムチムチ女の子を描く人や
「可愛い女の子が描きたい」と言いながらガチムチのオッサンを描く人がいます。なんでかって、仕事だから!!
「好きな事が仕事になっていいね」という人とはそこに齟齬があって、
好きな事っていうのは僕にとっては「普通乳の女の子を描く事」だから、僕としては全然好きな事を仕事にしていない。
仕事絵の傾向と関係なく同人で好きなもの描いてるソシャゲ絵描きなんてそれこそ山ほどいるのに何を今更という感じだ
冬野みかんが商業でも巨女描いてるところ見たい。 broilerが商業でもグロ描いてるところ見たい。
快楽天とか読んでるとたまに「この人仕事で仕方なく描いてるんだろうなあ」と思うような漫画があって悲しくなる 絵柄が完全に少女漫画なやつとか