2019-04-18

年相応になれなくても

職場のおばちゃんが辞めた。たった3ヶ月。

五十半ばのおばちゃん独身

その年齢なら期待されるスキルや、リーダーシップ積極性、場を和ませるということはなにもなく、仕事を振っても出来ませんしたことありませんと返し、仕事以外の話は絶対しないと決めてるかのごとく、人とも距離を取っていた。

将来の自分を見てるようで戦慄した。

居づらくなったのか、ある日突然来なくなった。

事務に聞けば、職場転々としていた人らしい。居づらくなったらいつもそうしてたんじゃないと、他のおば様がたが口々に言った。

私が人ごとと思えなかったのは、私自身二十代は引きこもりで、三十点前でようやく社会復帰出来た人間からだ。年下にも舐められ、年上でもその年齢でなにしてたのと言われもした。両親に心配をかけたくなくてただ耐えた。あのおばちゃんにはそういう存在がいなかったのかもしれないな。

もし、あのおばちゃんが、ここを最後職場にしたいからと、必死で教えてくださいとか、人と関わりを持とうとかしたらどうだったんだろう。その歳でそれも出来ないのと笑われもしたかもしれないし、あの人距離おかしいのよねと陰口を叩かれたかもしれない。心のどこかは傷つくかも知れないけど、何かは変わっていったんじゃなかろうか。

自分の話に戻ると、怒られながらも笑われながらも、もう引きこもりに戻りたくないと、親にも妹にも迷惑かけたくないと、私は職場にしがみつき、年数もたち、出入りの激しい業界からか、やがて私の過去を詮索する人間もいなくなった。デブス、中年独身実家暮らしで、周りも察してくれるしね。低スペでも、勇気を出せば居場所くらいはなんとかなると、小さな自信を与えてくれた。

人生でどれだけ腹を括って物事に向き合ったかが、やがて経験になり、臆病が慣れになっていくのかな。結婚出産育児家を買う、どれも経験したことがない処女の私は、自信満々な職場のおばさま方や年下の主婦連が眩しい。彼女たちから見たら、私は取るに足らない物笑いの種なんだろうけど。

臭いながらも、私はなんとか居場所を作っている。今度はコミュ障なりに、人と関わりを持って、さっきのおばちゃんみたいな人がまた働きに来たら、こんな私でもやっていけますから、一緒に楽しくやりましょう?と言えるのが目標だ。

  • 増田でまで悪口言いたくて仕方がないだね しかも自分は頑張りましたアピールもしたいんだね 端的に言って品性下劣だしキモいよ

  • 正社員系男もパート系女もこうやって見下しまくる人間ばかりだから、そりゃ引きこもりも増えるわな

  • 会社側が雇った人間を活用出来なかった落度を忘れて本人の責任に帰結するのはブラックだなぁとしか思えない

  • ええ話や

  • 世知辛いのじゃー

  • 自分を投影しすぎ

  • お前と楽しくなんかやりたくねー! 職場で仕事以外の話なんかしたくねー!

記事への反応(ブックマークコメント)

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