FAKKUに限らず日本産の各種エロコンテンツの無修正版海外向け販売はいくつかされている
エロゲ、エロソシャゲ、エロマンガ、エロ同人等がJASTUSA、MangaGamer、nutaku、FAKKU、future-digi、艶書堂、2d-market他のパブリッシャーから海外向けに販売されている
共通するのはいわゆる「おま国(お前の国にはうってやらん)」対応で日本産のコンテンツにもかかわらず日本国内から購入ができない、ということだ(※1、※2)
これは映画やゲームなどでのおま国やリージョンロックの原因である商業的な理由だけではなく日本の法律的な問題も関わっている
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC175%E6%9D%A1
刑法175条の判例によって海外向け販売については違法行為に当たらない、という判決がある
これを利用して海外の会社に無修正版を販売させればいいんじゃね?と考えたやつがいた
北米版 Trample on "Schatten!!" というタイトルで2011年ごろにweb上で無修正日本語版を海外在住の日本語話者向けという触れ込みで販売したそうだ
結果は
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/473/083473_hanrei.pdf
このとおり
結論から言うと制作等一部を日本国内で行い日本国内から購入できる状態で販売することは刑法1条1項から国内犯として処罰できる(※3)、と判断され御用となった
この判例から日本向けに販売すると作者やメーカーが御用になるという事になってしまった
このために上に上げた各種パブリッシャーがおま国対応を取るのである
なおFAKKUに日本からアクセスするとHTTPステータスコード451を返してくる
このステータスコードはUnavailable For Legal Reasons、「法的理由により取得不能」を意味しており日本の刑法175条関連の問題を暗喩しているのだろう
※1: nutakuに関しては過去にはDMM(今FANZA)にリダイレクトしていたがDMM由来のタイトルが減り海外産タイトルが増えた結果、日本由来のタイトルのみ日本からのアクセスだと非表示及びアクセス不可にして海外産タイトルに関しては通常にアクセスできるようになっている
※2: 2d-marketに関しては初期の頃は国内から普通に購入できていたが現在はできないようになっている
※3: つまり海外在住の人間が海外からやる分には全く日本の法的に問題はないので海外の同人サークルがpatreonやgumroadで無修正版の同人誌を頒布してるのを時々見られる
二次規制だけは緩くしてくんないかなあ大手を振ってFAKKU登録したい