2019-01-27

女性を取り込むためのマーケティングが必ずしも正しいとは思わない

BLOGOSにこんな記事があった。

富士そばと対女性マーケティング

https://blogos.com/article/353674/

一言でいうと、富士そば女性を取り込むためのマーケティング施策をとったほうが良いという内容。

女性ターゲットとした店づくりをする事は否定しませんが、「富士そば」にはそれが合わないと思う。

飲食店の売上は、客数×客単価。

売上を増やすには、客数を増やすか客単価を上げるのどちらかになります

女性へのマーケティング成功すれば女性客は増えるかもしれませんが、店内で食事をする飲食店場合

単位時間当たりの客数にはおのずと上限があります。そのため、女性が増える事で客数全体が増えるわけではなく、

男性客が減るだけということになります

若干偏見が入るかもしれませんが、食事にかける時間(=店内での滞在時間)は、男性より女性のほうが

長いように感じられます。そうすると、回転率が下がって客数が減ることになってしまます

また、記事の中で「この店にスタバ上島珈琲のようにジャズを流したらもっと女性客が増えるのでは

ないだろうか?」と書かれていますが、そういった店舗雰囲気を嫌って、既存客が離反する恐れもあります

店舗内装雰囲気以外では、女性向けのメニュー開発という方法もあります

メニュー開発」と言っても既存店舗設備を改造せずに出せるものには限界があるため、簡単なところでは

量を減らしたもの一般的には、男性より女性のほうが少食でしょう)が考えれらますが、

これは客単価の低下を意味します。

記事を書いたのは不動産投資コンサルティングをされている方のようです。

私も素人なので、必ずしも上記の通りになるとまで言い切るつもりはありませんが、

カップルファミリーの方々が不動産を選ぶ時には、男性ではなく女性意見がほぼ重視される」というのとは、

事情が違うと思います

この先人口が減っていくということは市場規模の縮小を意味しています

市場規模が縮小しているのに、現在と同じ供給量で経営が成り立つかというとそんな訳もなく、

からないところからは早々に手を引く判断も時と場合によっては必要というのは、そば不動産も同じだと思いますね。

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