https://blogos.com/article/353674/
一言でいうと、富士そばも女性を取り込むためのマーケティングや施策をとったほうが良いという内容。
女性をターゲットとした店づくりをする事は否定しませんが、「富士そば」にはそれが合わないと思う。
飲食店の売上は、客数×客単価。
売上を増やすには、客数を増やすか客単価を上げるのどちらかになります。
女性へのマーケティングが成功すれば女性客は増えるかもしれませんが、店内で食事をする飲食店の場合、
単位時間当たりの客数にはおのずと上限があります。そのため、女性が増える事で客数全体が増えるわけではなく、
若干偏見が入るかもしれませんが、食事にかける時間(=店内での滞在時間)は、男性より女性のほうが
長いように感じられます。そうすると、回転率が下がって客数が減ることになってしまいます。
また、記事の中で「この店にスタバや上島珈琲のようにジャズを流したらもっと女性客が増えるのでは
ないだろうか?」と書かれていますが、そういった店舗の雰囲気を嫌って、既存客が離反する恐れもあります。
店舗の内装や雰囲気以外では、女性向けのメニュー開発という方法もあります。
「メニュー開発」と言っても既存店舗の設備を改造せずに出せるものには限界があるため、簡単なところでは
量を減らしたもの(一般的には、男性より女性のほうが少食でしょう)が考えれらますが、
記事を書いたのは不動産投資コンサルティングをされている方のようです。
私も素人なので、必ずしも上記の通りになるとまで言い切るつもりはありませんが、
「カップル、ファミリーの方々が不動産を選ぶ時には、男性ではなく女性の意見がほぼ重視される」というのとは、
この先人口が減っていくということは市場規模の縮小を意味しています。