2018-08-11

3年半前に公開した小説感想メッセージが届いた

1件の受信があることに気づいたのは今朝。

日付を見ると4日前に送られたメッセージだった。

件名は無題。本文には、主人公境遇自分と一致しており、運命に出逢ったと思った、という感想が綴られていた。

作者である私は、もう小説の内容をほとんど覚えていない。

だって3年半前に書いた話だ。

昔書いた文章を読み返すのは恥ずかしいやら怖いやらで、どんなストーリーだったかさら確認するのも嫌である

その頃は学生だったし、一人暮らしだった。時間は限りなくあった。

卒業して、就職して、結婚もしている今の自分からすれば、全くの他人が書いた話に思える。

珍しく届いたメッセージを見ても「まだ読まれていたのか」と苦笑したくらいだ。

送ってくれた人はきっと、読んで偶然の一致に興奮して勢いで送信してくれたのだろう。

もし公開した当時の自分だったら、天にも上る気持ちで数日は幸せに過ごしたと思う。

ももう3年半も経っている。

感動した、この話を書いてくれてありがとう、という言葉を素直に受け取るには、時間が経ち過ぎている。

過去作品感想がついても、今の自分肯定されるわけじゃない。逆に苦しい。

もうあの頃の自分と今の自分は違う。住んでいる場所も考え方も性格も少しずつ変化してしまった。

同じような話はもう書けない。

そもそも小説すら書いていない。書けない。どう書けば良いか忘れてしまった。

でも文章を書く習慣だけでも、始めてみようかなとこの匿名ダイアリー登録した。さっき。

まりこれが最初日記

3年半前に公開した小説感想メッセージが届いた。

また何か書いてみようかなという気持ちになった。

とりあえずキーボードを叩くリハビリから。この匿名ダイアリーで。

2018-08-11

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