2018-07-23

多数決は、科学医療が発達するほど多数派が有利になる

多数決主義社会では、単純に考えれば、多数派が少数派を迫害すれば利益が大きい。

にもかかわらず、多数派が少数派・弱者にあらかさまな迫害をしてこなかった理由は、「自分弱者側・少数派側に回った時に迫害される」と思っていたからなんだよね、きっと。

古い民主主義のできた数百年前は、科学医療も未発達で、「自分病気になったら迫害される」と皆思っていたからこそ、単純な多数決の仕組みを使っても「病人いらね」みたいな制度採用されなかった。

皆、弱者簡単に転げ落ちる世界だったから。だからこそ、民主主義意思決定するために「多数決」という仕組みを導入できた。

だけど、科学医療が発展するほど、どの少数派の弱点が多数派に伝搬することはないか、わかってくる。

発達障害LGBTも、伝染性のものではない、多数派に伝染ることはない、とわかってくる。

科学医療の発達した社会は、個人に「あなた弱者側に回ることはないですよ」という安心感を与える。

そうすると、生涯少数派・弱者に転落することがない、絶対に有利な多数派が出てくる。

そういう人たちは、安心して少数派を迫害して、少数派の権利侵害することで利益を得られる。そういう動機が生まれてくる。

まり科学医療が発達するほど、昔ながらの民主主義採用してきた「多数決」という仕組みがうまくいかなくなっていくのでは。

そういう古い民主主義採用してきた国の一つがアメリカで、この数百年、大統領を決める方法ほとんど変わってない。わざと変えてない。「多数決」だ。

からトランプ大統領誕生した。

日本右傾化や、LGBT発達障害へのバッシングも、同じ枠組みで理解できる。

どれも多数派に伝搬する性質ではなく、彼らが多数派になることは決してないだろう。科学医療が進み、「彼らの形質は伝搬しない」「彼らは、ほぼ永遠に少数派」であることが周知された。

古い民主主義採用する「多数決」という意思決定手法では、どうしても、多数派に有利な案が採用されやすくなる。だから、どんどん少数派に取って住みにくくなる。

結局、多数決は、科学医療が発達するほど多数派が有利になるのだと思う。世界的な右傾化は、そうした多数決という意思決定手法に内在するバグが表面化してきた現象なのでは。

  • よくわからんないけど科学が未発達だったころはホモは厚遇されてたの?

  • 論理穴だらけだぞ。

  • 昔から多数は有利だろ 公務員の権力が強いのも数が多いから

  • 読んでて頭悪くなりそう せめて議会制と民主主義は分けるべきだし科学と医療を分ける意味がわからないし 「きっと」から始まる完全根拠なし推定の連続にはできの悪いフィクションキ...

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