そこで出てきた店長が、クレーマー対策として最初にするべきことは何か。
答え。
するとお客様は、自分のことで人が怒られるのは申し訳ない、何もそこまでしなくても。という心理になる。
そうしたらあとはお客様に誠心誠意謝罪して、裏に戻ったらその従業員に、「実はこれが解決への一番の近道なのだ。急に叱って申し訳ない。」と説明すれば良い。
間違ってもお客様の前で従業員を庇ってはいけない。その時点でお客様を敵として認定しているのと同じだからだ。
しかし大半の人間はここで対応を間違える。身内可愛さに庇ってしまい、お互い退けないままに大事になってしまったなんてことはざらにあるだろう。
それは、それでも尚、何かを要求してくる客は、すでに客ではないと線を引くことができることだ。
店側が誠心誠意謝罪して尚、何かを求めてくるのであれば(実損がある場合を除く)、それは過剰な要求であり、それをしてくる人間はクレーマーだと割り切ることができる。
テリー伊藤がしていることはこれだ。
それを見て国分太一にそんなに怒らなくてもと思った人がいるならば、それは相手の思うつぼと言っていいだろう。
テリー伊藤に限らず、芸能人の謝罪会見ではよく見られる手法だ。
残念ながら、スポーツ業界、企業、役人、政治家の間ではまだ見られる機会は稀だ。
だが、だからといってそのことに腹を立ててクレームなんてものを入れてはいけない。
その時点ですでにあなたはクレーマーだと振り分けられてしまうからだ。
その先に、あなたが望むような対応が待っていることはない。あとはどちらかが根負けするまで殴り合いが続くだけだ。
客商売を志す人間であれば知っておいて損はない知識と言えるだろう。
なるほどなー 俺も某社にクレームを入れたとき担当者を辞めさすとか言いだしたから いや、そんなに問題じゃないんでだいじょうぶですって感じになったし あれは対応のプロだったの...
まあでも従業員からしたら「これが上司の本性か・・・」とビビッて フォロー入れる前に辞めてしまうかもしれんね。