というもので、ようするにハリルホジッチという人は「日本人選手はバカで技術力がないがとにかく体力がすごくあり体が強い」という人達であると考えていたことがわかる。
しかしハリルホジッチ解任後の新方針は https://www.footballchannel.jp/2018/04/12/post265082/ を見ると
縦への攻撃というのも間違いなく必要ですが、タイミングなど質を上げていく。1対1の場面でもパワー的なことも要求したいですけれども、なかなかフィジカル的なことで戦えないこともあるので、別の角度から戦っていく。日本的なフットボールというのはあるし、技術力を最大限に生かしたい。技術を生かして戦って、化学反応を起こして戦っていける強さを生かして構築していく必要があると思うし、自分自身もそう思う
とある。つまり日本サッカー協会自身はハリルホジッチと全く正反対の日本人像を抱いていることがわかる。「日本人選手は体力がなく体が弱いが頭がよく技術力がある」と。
これ、果たしてどちらが正しいのであろうか。やはりハリルホジッチが正しい可能性が高いと僕は思う。実際に起きていることはこうではないのか。
人はたいてい自分のなかの能力の低い部分について根拠のない自信を持ってしまう。苦手なことについて正しい情報を得ることは難しいから、それにより自分の位置を正しく認識できないのだ。
ではハリルホジッチで勝てたのかといえばそんなわけはないと思う。「お前はバカだが強いからとにかくバカでいいから犬みたいに走り回れ」などという態度で接する人間に従うような日本人がいるわけがない、というか人間全体でもそんなもんだろう。彼は人をおだてながら動かすという技術を持っていなかったように見える。またハリルホジッチは一点大きな見落としをしている。日本人はバカなのではなく、頭がよく頭ごなしに何か言われるのは嫌だがかといって自分の責任で何かを考えるのも嫌、という性質をもっているということだ。このあたりのことを見てうまくおだてていかなければ人間というのは動かない。
・とにかく走り回り縦に長いパスからの一発を狙う 長いパスではない ・とにかくコンタクトプレイをしまくり力で解決する コンタクトプレイの重視はハリルの最も言いたかったとこ...
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