しかし、デビアスなど一部の会社が天然ダイヤの供給を支配し、値段を釣り上げているので、なかなか一般の若い女性が付けるのを見る機会がない。
若い女性が付けるとしたら、良い家柄に生まれるか、お金持ちのスポンサーを見つける(具体的には書かない)しかないのが現状。ハレの舞台に借りるのもおっかなびっくり。
これを打破してくれる可能性があるのが「合成ダイヤモンド」。見た目は天然と殆ど変わらないどころか、下手な天然よりも美しい。現状では専門家が鑑定しても見破れないレベルまで来ている。でも、合成ダイヤが普及されると、ダイヤに資産価値を見出している人たちが困るので、今必死に既得権益側が叩いている。
日本は結局、この既得権益側について、「ダイヤは天然じゃないとね」というイメージ広告に加担している。某質屋漫画とかね。
いま、一生懸命、合成ダイヤを作り技術を磨いているのは中国。日本で合成ダイヤを作っているところは殆ど無い。
クォーツ時計で機械式時計を駆逐し、スイス時計産業を壊滅の淵まで追いやった日本の時計産業のあのエネルギーは今の日本にはない。
機械式時計は結局、一種のステータス・シンボルとして金持ちと時計産業が結託して差別化した気になってたけど、スマホがかなりぶっ壊した。今の若者はまったく興味がないので、彼らが偉くになる20年後に機械式時計はかなり滅しているだろう。
より良い輝きの宝石が、よりよい価格で、より若い世代の手に届くことこそが正義なのだ。宝石が映える花の年齢は長くはない。彼女らに一刻も速く届くよう、合成ダイヤの認知度が高まり、手の届く価格帯まで値段が下がりますように。