味覚がするどいと公言できるほどではないが、味音痴ではない。料理上手と言うほどではないが、自分と家族の食べるものをつくる程度には困らない程度には料理をする。また、作ったことのないものをつくる際、参照すべきレシピを困ることなく選ぶことができる。
そして、言うまでもなく食い意地のはった人間だ。
そんな私のまわりには、おなじく食い意地のはった友人が集まっている。
一方、インターネットを見ていると、たまに信じられないくらい味音痴な人、料理が下手な人を見かけることがある。それも、本人は自分が味音痴なこと、料理が下手なことに気づいていない場合がほとんどだ。
たとえば、先日中身の構成が発表されていないパフェを食べた。そのパフェ自体はたいへんおいしく、楽しみながら食べることができた。
中身が発表されていなかったこともあり、ほかに食べた人の感想を確認すべく、私は期間中パフェの名前で何度か検索をかけていた。
そこで、食べたときの感想がわたしとまったく違う人のpostを発見してしまった。日本語があやしいのか味音痴なのか判断がつかないくらいひどいと思った。例えるなら、しょうゆと味噌の味の区別がついていないようなレベルだ。
(そして、後日発表された正解と照らし合わせても、その人のpostはひとつも合っていなかった)
その人は食べること自体は好きであるようだった。過去のpostを見ていても、ほかにパフェをいろいろと食べているようで、おそらく私よりも台数を食べていると思う。
それなのにそんな味音痴としか言えない感想をインターネットに発信できるなんて、私からしたらゾッとしてしまう。パティシエの方がこのpostを見つけたときにどう思うか考えると悲しい。
また、これまた先日、自作のめんつゆは市販品にくらべてまずくて使えたものではないと言っている人を見かけた。
実家は母のつくっためんつゆが常備されていた家で、私も自分でめんつゆをつくることがしばしばある。揚げびたしのように加工するならともかく、そうめんを食べるのであれば安い市販品よりも、自作のめんつゆのほうが好きだ。
(ちなみに水、しょうゆ、みりん、だしパックで簡単につくれる)
おそらく、というかその発言を見れば明らかにその人は参照すべきめんつゆレシピを間違えている。あるいは勘でつくった結果、まずいものを作り出している。