まず語彙が乏しい。
ブログとかに書き綴る感想ってのは詰まる所、面白い/つまらないを如何に修飾して面白おかしく伝えるかってのが肝だと思うのだが、俺の頭の中には修飾のバリエーションが全然備わっていない。
というか、例えば映画から、小説から、アニメから、音楽から、様々な情報を読み取って咀嚼して自分なりの言葉に変換するチカラが皆無なのだと思う。
いやそもそも、まず読み取れてすらいないのだ。
作者の意図を。想いを。あるいは想いの外側を。
ポケ―っと観て、聴いて、ふむふむなるほど、面白い。かっこいい。悲しい。笑えた。
あー楽しかった。
おしまい。
そんなんを繰り返してきただけの人生だったわけで、そりゃ、含蓄も蓄えられない。
こりゃマズいと思い、色んな記事とかブログとかで感想を読み漁ってみて、少しは頭が良くなった気になってたけど、いざ自分で書いてみるとなると、唖然。原稿用紙1枚分(400字詰め)も埋められない。
別にしっかりした、面白おかしい、為になるような感想を書けないところで誰も困らないし、俺も困らないのだが、でもなんていうか、自分がなんだかさもしい人間であるような気がしてくるというか、ちょっといい歳なんだし、もう少ししっかりした感想を表現できなければ、今後俺は、俺の人生は一体……みたいな妙な強迫観念に脅迫される日々。
ごめん、ちょっと盛った。
でもさ、俺、工学系の専攻だったから分からないんだけども、語彙力をめっちゃかましてくる、めっちゃ感受性高そうなブロガーとかって、やっぱ文系まっしぐらだったりするの?
やつらって文学にふれまくって感想書きまくったりとかそういう系の勉強とか必須科目なの?
奥行きのある感想のベースって「語彙」では無いと思う。 感想に奥行きのある人って、作品に触れながら、同時並行で 何か別の事を考えたり思い出したりしてるんだと思う。 作品の...