これだけじゃないけど。フェイクあり。
10年くらいちょこちょこブランクありつつ二次創作をメインに同人活動をしていた。
ジャンルやカップリングにはよるけど余部も売れないことから200部くらい出たこと(1回だけ)があるくらい。
絵がそんな上手いわけではなく、ストーリーも一般的に受ける話じゃないけど、続けて読んでくれる常連さんが何人かいた。(女性向けなのでジャンル移動するとまたリセットになりがちだが)
とりあえず苦しいことはあっても描くことが好きだったのだと思う。社会人になって締め切りに終われつつもイベントごとに新刊は作っていた。なんだかんだ同人辞められないんだうなと思っていたし、周りの友人からも言われていた。
Aさんとはとあるジャンルで仲良くなり、互いの同人誌も楽しく読む同人友達だった。ジャンルやカップリングは一緒だったり違ったりしたが、ある時同じジャンルで活動するようになった。
私は周りから「もっと宣伝すれば手にとってもらえるのに」と言われながらも、あまりがんがん宣伝するタイプではなく、Twitterなどで積極的にフォロワーを増やすタイプでもなかった。
Aさんは逆に、友人が多く、ジャンル仲間も多い人だ。
そのためかイベント会場やアフターでAさんのお友だちを紹介されることが多かった。私と同じカップリングの人もいた。別にコミニュケーションをとるのが苦手という訳ではないので私も普通に楽しくお話をさせてもらうことがほとんどだった。
問題はAさんが私の本をAさんの友人に進めることだった。
Aさんは私の本を気に入ってくれた。それは嬉しい。
けれど、私の目の前で「この本、○○さんも好きだと思うよ」と紹介する。
何が起こるか。
もちろん買ってくれる人もいる。
でもそうじゃなくて「私はいいです」という人のほうが多かった。
私はこの言葉で心が折れた。
別に買ってくれなくていいのだ。友人やフォロワーさんでも挨拶にきて、本を買わない人も多い。好みもあるし、挨拶に来てくれるだけ嬉しい。
でも目の前でいらないと言われるのは傷つくのだ。
よしんば買ってくれたとして、無理して買ってくれたのかな…と思ってしまう。
ちなみに逆パターンもあって、私が「この人の本面白いよ」と目の前で勧められたこともある。
これも自分が傷つくだけに、苦手なカップリングや絵柄でもいらないと言えずに買ってしまうのでストレスに…。
こうして私は同人活動をやめた。
描かない生活は楽なんだなと気づく。締め切りに終われることもない。傷つくこともない。
たまに絵を描くのは楽しい。
でももう、本を出すことはないんだろうな。
定期的に湧く同人ポエマー
anond:20181103132042 のパロディかぁ。もっと完成度上げといて