俺の家の地域は、二十年ほど前に、区画整理と道路の拡張の話が出た
しかし当時の60~80代の地域の奴らが大反対をし、逆に30~40代の働き盛りは、車通勤時も道が狭くて大変だし、子供の通学も道が暗くて狭くて怖いし、救急車も消防車も入れないし、と賛成した
地域は二つに割れ、老害たちの時間と暇をもてあました大規模反対運動に、若手は勝てるわけがなかった
俺たちが生まれ育った土地を変えるというのか!移転しろだと!許さない!が老害の言い分だった
そして、区画整理と道路の拡張は流れ、それから何件かの家がぼけた老害がストーブを倒したり、天ぷらあげたりしたのを忘れたりで、全焼
もちろん、区画整理されていないので、消防車は入れず、近隣の若者のバケツリレーで対応
道が狭いので足腰の弱った老害は夜に歩いていて溝に落ち骨折。入院。そのまま戻れず死亡
まさに自業自得。
別地域でも同様に区画整理の話が持ち上がった。この地域の老人たちは「未来のためには便利に車が通れるようにしたほうがいい」という賢人ばかりで、その地域は立派になった
大金をもらって地域を出て行った老人たちは、町中の便利なところに土地を買い悠々自適
道が整備されたことでスーパーなどが増え、新しい家がたくさん出来た。今は土地価格も上昇し、あの地域の者はみな金持ちになった。
区画整理をしなかった我が地域は、住みにくいからと老害の子供は実家に戻らず遠くに行き、老人ばかりが増え、人が減ったので商店3件は全部潰れ、バスの本数が減り、とうとうバス停もなくなった
残った老害たちは不便な中生活していたが、一度流れた区画整理の話がもう戻ってくるわけがない
市は、地域のためを思って言ったのに、大反対をされたトラウマがあり、再度の区画整理の話はしなかった
そして20年
死んだもの、老人ホームに入った者。そんな反対の元気もない者。病院にずっといる者。
二十年ぶりに区画整理の話が持ち上がり、当時30代だった人たちが「待ってました!」と立ち上がり、ものすごくスムーズに、反対一つなく話が決まった。
とても嬉しい。
私の町では、区画整理したら抜け道に利用する車が増えたせいで、交通事故が増えた。 この10年でおばさんが一人、小学生が一人亡くなった。 どっちがよかったのか...
そういうこともありえるのか。考えもしなかったわ 俺の地域は火事の時に、とにかくホースが入れないから、全焼、木造ばかりなので広がる、というのがすごい被害が多かった 難しいな...