人間だから間違いも行き違いも色々あるけれども、超えちゃいけないライン(by乙武さん)というものはあると思う。
人間同士だから迷惑を掛けることもあるけれども、誰かをすごく蔑ろにしつづけたりはっきりと裏切ったりすればそれは許されない。
フィクションでそういうラインを超えたキャラがその相手になんとなく許される展開がイヤでイヤで。
もし後から間違いに気付いたとしても、その相手との関係はもう切れちゃうのが現実であり、道理でしょう?
というか間違いに気付いたならもう近付かないのがケジメでしょう?
こういう話をすると「心が狭い」とか言って非難されがちなのが更にイヤだ。
そうやって寛大ぶる人達だって乙武さんのことは許さなかったじゃないか。
私から見ても乙武さんのやってきたことは奥さんに去られるに十分だと思う。
人に寛大説教する時だけまるで自分はそんなラインもってないような気持ちになって説教をする人がいるけど、実際は誰にだってそういうラインがある。
フィクションでもそれは守って欲しいということ。
そもそもフィクションでちょっと有り得ないぐらいひどい人間やひどい行動を見せられて嫌な気持ちを持たされること自体が本来自分に関係なかったはずの不要な憎しみで、当たり屋に遭うようなものなのに、
なんでそのひどい人間が許されてのうのうとその相手と関係継続するところを見せられなければならないんだろう。
友達だったのに裏切っていじめる側に回った人がその元友達と和解するような話がある。
付き合ってたのに友達や知人の前で相手をすごい蔑ろに扱ってた人が復縁するような話がある。
なんで?絶対にそんなことは許せない。
自分にそういう実体験はないんだけど、血が逆流する。しばらく引きずる。
(漫画読んでてそういう話だと気付くと後悔するんだけど1度読み始めたものは終わりまでは読まないとかえって気になってしまう。)
こういうのに疲れた時は男性作家のフィクションを読むと癒される。