アイドルマスターSideMも3年目を迎え、アプリ化アニメ化全国ツアーとメチャクチャに動き始めてメチャクチャに置いていかれたような気持ちになっている。
3年前スタートから超ロングロングメンテでダダ滑りし、一部とはいえアイマスPからもホモマス呼ばわりされ、キャラクターに声もついておらず、女性向け界隈から見向きもされてなかった、いつサービス終了かと怯えていたSideMがこんなに展開されるなんて信じられないのだ。(言い過ぎではないかと思うかもしれないが、わたしは当時こう思っていた)
ブラウザポチポチゲーでしかも恋愛ものでもなく、声もついていないSideMは周囲に勧めてもふぅんそうなんだー程度で流されてしまっていた。「声は?ついてないの!?そもそも女性向けでもないの!?」と驚かれたこともある。
そんなSideM、ぬるぬる動くアプリもリリースされ数週間後にはアニメである。女性向け雑誌だけではなくアニメ雑誌にも取り上げられ、未だに信じられない気持ちだ。
ところでわたしは、正直少し前までいわゆる「声がついてからSideMを始めたご新規P」があまり好きでは無かった。
初期にどれだけ宣伝してもみんな見向きもしなかったのに声優がついた途端になんなんじゃーい!わたしはこのアイドルたちが声もなくボロクソ言われてた時代から手を取って走ってんだぞ!声だけじゃないんだ!後から来たくせに並走しようなんて厚かましい!
まぁそんな感じのことを思っていた。(ちなみに今でもアイドルのことを声優の名前で適当に呼ばれると、言わないけれど腹がたつ)
それが、最近になってそういった身勝手な気持ちがようやく和らいだ。
担当アイドルの声がようやく聴こえるようになった時、あまりに嬉しくてパソコンの前でむせび泣いた。
担当がはじめて素敵な役をもらったイベントはリアルの仕事そっちのけで走ったし、知らなかった過去が明かされるとそうだったのか!と感慨深くなった。
あの気持ち、そしてこの3年間は誰のものでもない、プロデューサーのわたしとアイドルだけのものだ。後から知った人は、何をしたって何年も支えてきた担当の声が、初めて聴こえたあの喜びは味わえないだろう。
反対に、後から担当の魅力を知って、必死にPとして担当のことを調べていく喜びをわたしは味わえない。
あまりにも遅いとしか言いようがないが、最初から支えてきたPの手も後から魅力に惹かれたPの手も、アイドル達はしっかり握って「ずっとずっとその先へ」と走ってくれると、3年間支えて、ようやく自信が持てたのだ。わたしはアイドル達のことをようやく心から安心して信頼できるようになった。
メチャクチャに置いていかれてるような気持ちにはなっているが、いかれているようなだけで、アイドル達はPの手を握っていてくれてるんだろう。
3年前、わたしが手を引いたアイドルが、今はわたしの手を引いてくれようとしている。こんなに嬉しいことがあるだろうか。
この記事を、「わたしは初期からアイドルを支えていたんだぞ!」と愚かにもアイドル達に惹かれその手を取ってくれた新規Pを嫌がっていた、わたしPの独占欲の墓としたいと思う。
ずっとずっとその先へ、これからも一緒に走らせてくれ!わたしはアイドル達がだいすきだ!わたしの担当はアニメにはでれないけど他の部分で支えるからな!
こういうユーザが増えるなら、開発者も喜ばしいだろうな こういうファンになりたい