まあ紳士といわれるおじさんらもあらさがしの裏返しで何も知らない若い女を尊重しまくったりしてるわけだけど。
(裏返しとは、若い女はアラを探すのを知らないっていう意味ではなく、
どうしてもジェネレーションギャップというものは存在する。
ああ、高校のときこういうタイプの子いっぱいいたけど結局みんなああなった。
とか、あの手の男とそういう付き合い方では苦労するだろうね、本人がいいならいいけど。とか。
出発からみて結論のおさまりそうな範囲(おとしどころ)のセットが大まかに全部見えてる。
それは下の世代だけじゃなくて世間をみていても、たかが知れている感じはある。
冷戦のときに小学生で生きてたからあの国は結局こうだよねとか。
くりかえされる通り魔殺人事件、横領事件、虐待事件、難民の処遇の難しさとか。
最終的に解決できる問題はその手法までおおざっぱにみえてくるからいいけど、
それといい大人でもどうにもできない問題がだんだんくっきり見分けがついちゃうから、
身近にいて何か言ってもいい人になら
どうして早めに解決なり避けるなりしておかないのと言いたくもなる。
黙って落とし穴に落ちるのを見守るのは一番たちが悪いんでしょ。
自分たちはそうやっていろんな穴に落ちてみたりもしてるけどね。
ただしこのあらさがしとして表出する脳内ショートカットを持ってると、
なかなか人と仲良くなれない。新しい友人なんかも作れない。
もちろん、アラもなにも要領のわからない知らないところでは黙ってる。