2017-06-03

社員満足度の高い会社は、傍からみたら気持ち悪い。

社員満足度の高い会社ニュース中小企業が取り上げられると、「気持ち悪い」「宗教かよ」とコメントがあふれる。

 

そう、満足度が高い企業は傍から見たら気持ち悪い。

大企業と違って、収益面で劣る中小は条件での満足度を上げるのが難しい。

 

では、それらの企業はどのように満足度を上げているのだろうか。

手法は様々だが、それらの企業は「承認」することに長けている。

そしてこの承認が傍からみたら非常に気持ち悪い。

 

感謝を伝える合う「ありがとうの会」

クール増田の皆様は、この単語を見た時点で寒気を覚えるだろう。

 

これは実際に私が見させてもらったある会社行事だ。

キラキラとした目で感謝を述べる人、それを聞いて泣いて喜ぶ人、固い握手を結ぶ人

見学感情移入もできていない自分は、異様な雰囲気違和感しか覚えなかった。

洗脳」「宗教」などの単語が浮かんできただろう。

 

経営者ぶっちゃけ引いたでしょw」

私「はいw引きました」

経「最初は、軽い気持ちでやったんだよ。

上司が言ってもワザとらしいから、身近な人へ感謝を伝える機会を増やそうって。

そしたらみんな盛り上がっちゃって(笑)宗教洗脳活動みたいになっちゃった(笑)

私「確かに見えますね。」

経「ところで、洗脳教育の違いってなんだと思う?」

私「えー間違った考え方を植え付けることですかね?」

経「『相手の嫌がることを率先してやりなさい』も、嫌なことをさせるための洗脳だと言う人もいるだろう。」

私「確かに」

経「受け止め方は様々だから、する人間が『相手の理のために行う行為』と『相手の理を損なわせて、自身の理のために行う行為』と僕は考えてる。」

私「なるほど」

経「評判の良い宗教も、怪しい宗教も、自己啓発も、マルチも、ブラック会社も、人格者っていわれる人も、言ってることは似たりよったりなんだよ。

じゃあ一緒かと言えば、そうではない。最初が違う。相手の為か、自分の為か。」

「でもね、これって心の中の話だから見抜けないよね」

私「え~~」

経「相手のためを思って言ったりやったりすることも、自己のためだけに行うことも、見分けがつかない。だからみんなその行為を避けるようになる」

私「なるほど」

経「だから気持ち悪いんだよ。うちの会社気持ち悪いの(笑)

 

そう言いながら笑う彼、そしてそこで働く従業員は楽しそうだった。

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