社員満足度の高い会社とニュースで中小企業が取り上げられると、「気持ち悪い」「宗教かよ」とコメントがあふれる。
大企業と違って、収益面で劣る中小は条件での満足度を上げるのが難しい。
では、それらの企業はどのように満足度を上げているのだろうか。
手法は様々だが、それらの企業は「承認」することに長けている。
クールな増田の皆様は、この単語を見た時点で寒気を覚えるだろう。
キラキラとした目で感謝を述べる人、それを聞いて泣いて喜ぶ人、固い握手を結ぶ人
見学で感情移入もできていない自分は、異様な雰囲気に違和感しか覚えなかった。
私「はいw引きました」
上司が言ってもワザとらしいから、身近な人へ感謝を伝える機会を増やそうって。
そしたらみんな盛り上がっちゃって(笑)宗教の洗脳活動みたいになっちゃったよ(笑)」
私「確かに見えますね。」
私「えー間違った考え方を植え付けることですかね?」
経「『相手の嫌がることを率先してやりなさい』も、嫌なことをさせるための洗脳だと言う人もいるだろう。」
私「確かに」
経「受け止め方は様々だから、する人間が『相手の理のために行う行為』と『相手の理を損なわせて、自身の理のために行う行為』と僕は考えてる。」
私「なるほど」
経「評判の良い宗教も、怪しい宗教も、自己啓発も、マルチも、ブラックな会社も、人格者っていわれる人も、言ってることは似たりよったりなんだよ。
じゃあ一緒かと言えば、そうではない。最初が違う。相手の為か、自分の為か。」
「でもね、これって心の中の話だから見抜けないよね」
私「え~~」
経「相手のためを思って言ったりやったりすることも、自己のためだけに行うことも、見分けがつかない。だからみんなその行為を避けるようになる」
私「なるほど」
経「だから気持ち悪いんだよ。うちの会社は気持ち悪いの(笑)」
そう言いながら笑う彼、そしてそこで働く従業員は楽しそうだった。