観測するまでその場にいるかどうか解らないのだから、つまりは量子を観測して毒ガスを出す箱の中にサンタクロースが居るかは明けてみないと解らないとしても考え方としては生と死が重なってて矛盾をするし、結局マクロな世界ではサンタクロースを観測者の存在も含めて存在に帰結するのも困難。
また、サンタクロースの移動ベクトルも全てを繋げて地球儀に落としたとしても最終的に出発点に戻るとも言い切れないのだ。
はっきり言えるのはこの世にサンタクロースが存在するとは断言できず、また、いないとする論拠もないということで、神も悪魔も前世も運命も全て都合のいいブラックスボックスに他ならない。
プレゼントをねだる君の存在は実在を疑うこともないけども、同様にクリスマスのディナーの高値もまた、現実であって、そういえば地球が暖かいのは緩やかに核崩壊を行っているからであって、結局生まれてくる子供だって生まれてみるまで誰の子供か解らないと言う点では非常にシュレディンガーだよね。
シュレディンガーベイビーと君を置いて僕が宇宙を高速で旅したとすると子供より若い父親の存在がね、双子のパラドックスっていうんだけど。
いや、認知とかそういうのはまだ不明な未来な訳で、全ての物体のベクトルを観測し、予測できる悪魔にだってほら、やっぱり解らない事はあるはずだから。
仏教的にいえば未来はまだ来ていないのだから今目の前にある現在を精一杯いきる所存というか。
たとえばブラックホールは超高重力なのだから内部は高熱なのかといえばそうなのかも知れないけど、それは絶対重力圏内の全てを吸い込む故に、周囲に大量の反物質を生み出して常にエネルギー的に霧散して消滅に近づいているんだけど、僕らの関係も想いという意味ではブラックホールに似ていて、重いと想いをかけた訳ではないけど、常に目減りを繰り返してって、いつかは何かを生み出すかな。
いや、子供ではなくてね。